EU加盟国で6日から始まった欧州議会選(定数720、任期5年)は9日が最終日でした
投票は20か国で行われた、議席獲得予測によると
EU統合の理念に懐疑的で、EU主導の野心的な環境政策やリベラルな政策に反発する勢力が伸びたようだ。
フランスの極右・国民連合(RN)などが所属する会派「アイデンティティーと民主主義(ID)」の議席は現状の49から58に拡大する。イタリアのメローニ首相らが率いる右派の欧州保守改革党(ECR)も議席を増やすようだ。
ショルツ独首相率いる社会民主党(SPD)は大敗を喫したと予想されている。
極右勢力のドイツのための選択肢(AfD)にも後れを取り、3位転落となる見通しです。
ポピュリズム(大衆迎合主義)的な手法をとる極右などが支持を集めている。
EUの主要国「独・仏」の首脳が率いる政党は大敗となるようだ、
結果は10日中には判明する。
この結果はフランス大統領に決断を与えた
欧州議会選でマクロン氏の与党勢力がマリーヌ・ルペン氏の極右政党に大敗する見込みとなったことを受けマクロン大統領は9日、国民議会(下院)の解散総選挙を発表した。
6月30日に第1回投票、7月7日に決選投票を実施する
******出口調査によると
9日の欧州議会選で極右「国民連合(RN)」の得票率は約32%となり、与党勢力(15%)の倍以上を獲得する勢いとなっている
最新の情報によると
マリーヌ・ルペン氏の極右政党、国民連合(RN)は全体の約3分の1を獲得し得票率はマクロン氏の与党連合のおよそ2倍となった。
これを受けて
ルペン氏は総選挙で国民の信を得られれば、「政権に就く準備はできている」と述べた。
英国に続きフランスでも「国民議会(下院)の解散総選挙」となる、結果予想は現時点ではポピュリズムがリベラルより多くの国民に歓迎されている。
2023年に始まった「移民反対」の国民的流れは「欧州議会選」で完結を見たのだろう。
このままでは、EUが空中分解する流れとなる。
その前に英仏では「国民の総意の確認」は必要だろう。