アメリカ輸入物価指数とは
米国が海外から輸入した物品(軍事物資除く)やサービスの価格変動を指数化した指標。2000年を100として基準としている
輸入時点での価格が対象となっており、出荷段階が注目される生産者物価指数の先行指標として利用される。
******景気先行指数
米国の経済団体や労働組合などで構成される民間の非営利調査機関であるコンファレンスボード(全米産業審議会)が、週平均労働時間、受注、マネーサプライ、株価など、実際の景気動向に先駆けて動くとみられる10項目の要因から算出した指数。
みんかぶ様に敬意してチャートを始めに表示すると
時系列で数字を追っかけても、ヨロシクナイ!
OECDのチャートは
OECDの説明は
景気先行指数(CLI)は、景気循環の転換点の兆候を早期に捉えるためのもので、長期的な潜在水準に照らし経済活動の変動を明らかにします。CLIは、経済の短期的動向を、定量的ではなく定性的に示しています。
チャートのURLは
https://www.oecd.org/tokyo/statistics/cli-japanese-version.htm
このチャートの良い所は世界の主要国のチャートが網羅されているところです、ポインターを合わせると色濃く表示されます。
******本家のコンファレンスボードのチャートは
青線が景気先行指数=LEI
灰線がリアルGDP
過去遡ると、灰色縦ベルトで示されるリセッションのレベルとなっているのが確認できるが、現時点でアメリカの景気は二分されている。
管理人の予想は既にUPしているが、クドク書くとプライムの米国人はまだかなり余裕がある、歴史的高値まで株式市場が暴騰し下落幅が少ないからだろう。
このプライムの方々はアメリカ経済は引き続き堅調を維持し、FRBは経済を見捨てることなど無いと考えているだろう。
サブプライムの方々がインフレで疲弊している事など気にも留めていない。
サブプライムの方の経済的疲弊はMAXに達したかのような経済指標となっている。
ローンは滞り、カード破産は現在進行形だろう。
FRBはこれらの方の救済は切実な問題だと考えているはずだ、原因はFRBなんだから、、、、決して金融政策を失敗したとは言わないだろうがね。
脱線して説明すると
各国中央銀行は「愚にもならない」経済学にしがみついているが実物経済と金融経済を作り出してしまった。
本来、実物経済で「経済=経世済民=社会生産を調整するシステム」あるべきだが、発展を優先してお金をバラ増して、実物経済より金融経済を優先してしまった=お金が増えればOKとした考え方しか持ち合わせてないという情けない中央銀行となり果てた。
その考えを40年続けて、金満志向が全世界へと波及して政治が不安定化したのが現在の世界社会でしょう。
地球規模の紛争となり、大元はアメリカなのは「薄々理解されている」
書き続けると、長くなるのでこの辺で終了。
疲弊したサブプライムの方々を救済するには、一番簡単なのはお金支給することだろう
「ベーシックインカム」論はある程度正しいのだ。
人間はスキルの差が大きく、競争社会(自由主義)では生きにくい人々は存在しスキルの有る方へ資源が集まる事になる。
これをある程度公平に分配するのが政治の役目であるが、アメリカは失敗した結果社会が不安定化しているのが実情だろう。
この貧富の差がMAXとなった現在社会で、インフレが起きたのだから救済される人々はサブプライム群なのが正義だという事なんだ。
という事で、インフレ退治は最重要課題です。
FRBは経済のクラッシュを避けていたらインフレは終息不可能だと結論したが、政治的圧力(大統領選がせまってる)に負けているのが現状だろう。
インフレは繰り返し、ブルウィプ効果は出現するだろう。
インフレは撲滅が必須の経済状態です、少しでも残り屑があれば先々何度もインフレとなります。
例えるなら
岸洋子氏の「恋心」の歌詞でしょう。
この歌がヒットした昭和40年=1965年はアメリカの世紀の大インフレを撲滅した後です
ひょっとしたら、燻り続けたインフレの芽が再度点火したのだろうか!