経済指標

ドル円は「急落」

これによりドルインデックスは下落

******市場の見方は大きく分かれて

@世界的ドル高は流れが反転した

@ドル高は円買い介入で流れは変わらない

両方の言い分である、当たるのはどちらであろう。

 

******FOMC後の記者会見で

パウエル議長は「次の行動が利上げになる可能性は低い」と述べてアメリカ国債は買われ株は急伸した。

Fedは利上げを排除したように「聞こえた」との市場の解釈です、大統領選までの間インフレが進んでもFedの忖度は続けるのだろうか。

 

このFedの姿勢はドル円に大きく影響を与えているのは誰でもわかることだが、アメリカの金利上昇が止まればドル高を続けるエネルギーは減る、それがドルインデックスの下落ということです。

USトレジャリーボンドの価格チャートは

アメリカ10年債利回りは

債権は買われて利回り低下です。

金曜日は雇用統計もあり「アメリカ経済」を決定するには気が早いかもしれない。

日本は連休に入り「取り引き」が薄い所なので、為替の急変は注意です。

 

******カナダ内陸パイプライン

拡張部分が完成し太平洋岸へカナダ産重質油がアジアへの商業アクセス開始となりました。

大きくデイスカウントしなければ売却出来なかったカナダ産重質油でしたが、中東の不安定化を味方に出来る時がくる可能性もある。

量的に問題はない。

中東産原油は「アラビアン・ライト」と言われてガソリンなど抽出しやすい、それ故に世界的に好まれる「コンビナートの設備負担も少ない」

カナダ産重質油は「オイルサンド」とも言われるほど輸送・精製も手間がかかるのです。

その昔はPLで輸送するなど考えもしなかったし、市場で無視されていたのでした。

オイルショックで何とか利用する技術を開発したが費用的には無理であった、それが中國の発展で原油価格暴騰しさらなる技術進歩で使用に耐えられるところとなったのです

 

長期チャートでは

経済的には前年比5%ほどで経済を活性化させるといわれていますが、需要が無いところへ供給量を増やしてもムダ金です。

 

消費者態度指数とは、内閣府によって毎月行われる消費動向調査の中の数値

消費者の今後6ヶ月間の消費動向の見通しを表している

内閣府のサイトは

https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/youten.pdf

欧州先進国の製造業PMIは回復とは言い難い、エコノミストは政治を見ませんし勘案もしません、まして街角景気も人々の顔など気にもしませんね。

底辺の収入など経済に与える影響は微々たるものとして無視されてます、社会構造の激変期には通用しない理論でしょう。