失業保険の継続受給者数(12/04~12/10)が増加しなかったのが理由です(一つ目)
予想168.3万人→167.2万人と低下した結果ですね。
次の日柄(12/11~12/17)の申請件数予想22.0万件→21.6万件
失業件数は、季節調整もない生のデータですので天候不順(台風や大雪)でも無ければ
かなり正確なデータです。
アメリカは天候不順でしたが、交通機関は動いていますし室内は温かく申請に時間がかかっても問題はない。
今回のデータは「第三次産業」が活況だという結果が伝わったという事です。
それに実質GDPの確報値も良い値でした、速報値から確報値まで順調に値が増加した結果はアメリカ経済は利上げに耐えている、ということでFRBの利上げは続くという予測となり市場は下落したのです。
此処までの株価の堅調さは、FRBは2023年には利上げ中止して利下げに映るという勝手解釈で上昇して来ただけで、裏付けも無い「希望的観測」だけでした。
その「希望的観測」が打ち砕かれた結果です。
******これからPCEデフレータが出ます予想は
経済減速への道筋の途中での経済指標はブレます、GDPは過去のデータです。
市場が重きを置いたのは「失業保険」の生データでした。
さらに景気先行指数は
コンファレンスボードのLEI(景気先行指数)とReal GDPのチャートは
https://www.conference-board.org/topics/us-leading-indicators
同じ指数で、何方もコンファレンスボードから出ているはずなんだが、数値が異なる?
理由は不明です、
景気一致指数と景気遅効指数が出て、チャートになけば分かるかもね。
******先々リセッションとなるのは確実
それは↑のチャートが示している通りで、FRBは利上げ継続するだけの根拠を得た日でした。相場が下落するには十分な指標という結果です。