クリスマス商戦には間に合いません、これで確定です。
中国税関は10月のデータを公表しました(相手のある取引ですからウソはつけません)
10月の輸出は2983億ドル
輸入は2132億ドル
黒字幅は 850億ドル(1兆1772億円)
減少は初めてです。
中国経済のビジネスモデルは貿易+不動産+国内消費です。
貿易は此れで見えました、アメリカは-12.6% EU向けは-14.6% その他-17.5%
実際にコンテナがどれほど滞留しているかですが、各港湾に数十万戸/一か所という事のようです。
実際の画像は著作権フリーの写真が見当たらなかったのでUP出来ませんが、空コンテナが8段ほど積み上げられた写真は圧巻です(8段は違法状態の様です)
不動産は投資+実需ですが価格下落(表向きは平穏)
中国共産党の指示により値下げ販売を禁止(許可が必要で5%まで)されているのだが
実売価格は25%値下がりしているという噂です。
国内消費はロックダウンの影響で集計不可能状態です(予測も無い)
残る貿易は東南アジアで特に、イントネシアとベトナムですが情報が見つからない、過去に注目してなかったので情報元が管理人には無い。
ベトナムはコロナ対策を逸早く解除していて中国の代替貿易となっているようだが、ベトナム全体のパイが小さく共産国家で情報検索が難しい。
******中国は普通ならデフォルトしているだろう
しかし、今回が初めての経済崩壊なんだ。
中国そのものも、何がどうなるのか皆目わからない。
まして、海外からは分かるはずもない。
という事でお手上げですら!
特にコンテナ輸送は2021年はコンテナが足りない状況から一転したのです、空きコンテナの保管場所すら確保できない状況となっている。
貿易港でコンテナを保管することが難しい状況となって輸送トラックの稼働率はほぼゼロのようだ。
******この状態がディゼル燃料には朗報
コンテナ船の就航が減りバンカーオイル(船舶用重油)の使用量が減った、世界的に足りないディゼルオイルは緩みが見え始めた。
それほどにコンテナ船の運航量が減ったのだ、このニュースは「朗報」なんだろうか。
ディゼルオイルの価格上昇は緩和されるが、下落とまではいかない。
それに引き換え、貿易高減少は経済与える影響は大きいのだから朗報ではないだろう。
アメリカ経済が個人消費に頼っている現状からしてリセッションは目の前にあるだろうと解釈している。
株式市場の特異性の先々の業績の織り込み(6ケ月先を織り込む)を勘案すると2023年の相場は安泰とはいいがたいだろう。