SBG

ビジネスモデルは「アリハバ株」を原資としたレバレッジのヘッドファンドです。

 

投資のビジネスモデルは長く続かない、というアノマリーアメリカのヘッジファンドでは定説で、投資モデルを売り抜けるという戦略が最大の試練です。

何度もUPしているヘッジファンドの決算とは「架空の物」であり、板に合わない持ち分は売れば暴落するという運命を買ったのだ。

 

ヘッジファンドの運命は世界経済と連動し、相場全体の影響を受ける。

それらを読み、戦略を建て、資金を募り、投資をする。

持てる物(株・債券・現金)全てを担保運営して利益の最大化を図るのだ。

 

超短期から長期戦略までのシナリオを考えて、投資モデルを作り日々値洗いし、シナリオの変更を行いながらベストポシジョンを構築し続ける。

 

戦略を熟知していても、市場は味方になるとは言えず間違いの修正は日々に必要になる

 

******これが普通のヘッジファンドなんだが

SBGは他とは異なる運営方法が可能だったのだ、エンジェル投資という未公開企業への投資が大きな部分を占めていたのだ。

政治力や著名人との交流を通してしか保有できない未公開株への投資という魅力的な響きでしょう。

世界でも特別なステータスを持つ人々が叶えられる夢をSBGは実現したのだ。

 

それでも、投資は水物であった。

抑えきれないバブル経済という流れはSBGを大きな波で押し流してしまっている(現在進行形)

世界の中央銀行が間違えた経済運営に逆らえるほどの経営者などは存在しない、桁が幾つも違うのだから。

 

******多くの投資家はSBGが苦境に立たされるのは分かっていただろう

難しくもない推察ですし、損失の予想も出来ていたはずだ。

難しいのは、SBGの株価予想だろう。

もう少し売られても良いはずだが、その辺が読めない所である。

管理人はS安も有りか、と見ていたが寄り付きを見てがっかりした。

まぁ、SBGを担保としている投資家は多いのだからS安になれば大混乱となるだろう

売り分を吸収した方が資金的にも問題は少ないはずという事だろう。

 

これから先が読めない部分です、中国はアリハバの上場を維持するつもりが無いのか有るのか。

習近平派では無いアリハバ株です、アメリカへと敵対行動とするにはアリハバ株を非上場にして香港上場とすればSBGは手酷い仕打ちを受ける事になる。

 

それを回避するにはアーム株の上場が急がれるのだが、これが難度を極めている。

日経電子版では

ソフトバンクG、アーム英上場計画を停止 FT報道: 日本経済新聞

 

実際に上場出来るかと言えば「解決不能の問題」がある、という事だろう。

アームには中国合弁会社がある(アームチャイナ、安謀中国)という会社だが、ここが大問題となっている。

安謀中国の後ろ盾が中国共産党で「甘い汁」が下々へと流れているからには、美味しい利権を誰が手放すのだろうか。

 

アームの収益はアームの技術料ですからパテント使用料のようなもので、安謀中国は勝手に利権を販売し使用料を搾取しているのだが、それを取り締まる方法が無い。

 

そもそも中国とはネット回線は監視されていて自由に情報伝達も出来ない、入国も自由ではない。

閉ざ取れた国となっている、仮に安謀中国に行ったとして誰か味方がいるのだろうか?

誰に訴えるのだろう、何処の政府機関へ行くのか、判決で勝ったとして誰が執行するのか?

全ては中国共産党が仕切っているのだから「お金を使ったとして(賄賂)」懐を肥やすだけの事だろう。

 

アームの上場に決算に不備が出るのだから上場審査には通らない、安謀中国問題は解決不能なんだろう。

習近平派としては歓迎する所だろう、わざわざ敵対勢力の懐を肥やして何になる。

 

SBGは分かっていたはずだ、しかし打つ手が無いのだズルズルとそのままになってしまったという事だろう。

 

******唯一の希望が

次のアリババであり、アームという事になる。

もう運しだいという事だろう、未公開株を選択した「孫氏」の力量という事でしょう。