臨界点は解らなくても
相場参加者がどのような戦略(リスクヘッジ)を取っているかはVIX指数に表れます。
VIX指数チャート+MACD
週足
日足
******今は楽観してます。
VIX指数が20以下がリスクを取る転換点という相場のアノマリーだとこれからアメリカ市場はまだ上昇を続けるでしょう。
この状態がVIX=17近辺まで進み
崩壊を始める、こんな予想をしましたがねぇ。
それが秋を迎える前、夏の終わり当たりだと推測しています。
FOMCでパウエルFRB議長は金利ゼロを2年続けるとコメントしました。
そして「最大雇用まで緩和継続」とインフレ容認姿勢
これが米政府のコンセンサスなんだ。
日本時間18日22時頃のデータです
長短金利全てが上昇し、特にFRBがコントロールするとした短期金利が急上昇してます。
市場はFRBに喧嘩を売っている?
いやいや、これはFRBの反応を見てるんだ!
コンセンサスは堅牢かどうか、とだね。
本当に短期金利を2年もゼロベースに固定したとすると住宅バブルとなります。
@お金は十分にある(貸してくれる)
@短期金利はゼロ、借り換えも出来る
@コロナで郊外の住宅需要は旺盛だ
@当然、住宅価格は上昇していく。
何処かで、見た事ありませんか。
そぉ、リーマンショックでしょうよ。
3月17日に書きました、今現在は住宅産業は絶好調ですコロナの影響で郊外の住宅建設は増加しています。
人々はインフレによる住宅価格の上昇前に駆け込みで建築しているのです。
ケースシラー住宅価格指数です
住宅バブルとなると、インフレは更に加速します。
インフレを止めるには利上げしか方法はありません
人々は利上げ前に駆け込みで住宅ローンを申し込みます。
過去、インフレによる不動産価格の上昇には利上げ以外に止める手段はありませんでした。
不動産価格というのはアメリカ経済のベースのかなりの部分を占めています。
インフレを本当に容認できるのか、これがVIX指数に端的にあらわれます。
インフレ容認できずに、FRBは利上げする!
VIX指数急上昇がそれらを端的に示すでしょう。
それが夏の終わり、秋まで。
短い命だったFOMCの政策決定、イエレン財務長官の
「我々はコントロールできる」というコメントは、実際はブラフだったのだ!
VIX指数は注目に値します、
書いてしまった、当たるかどうかは分かりません。
投資は自己責任でね。
******VXD
ダウの期間30日のボラティリティ指数。
VIXはS&P500のボラですが、ダウ版のボラがVXDです
ダウ企業は30社しかなく、世界的なコングロマリット
(複合)企業です。米国内の景気を見るにはダウは正確ではありません。
https://jp.tradingview.com/symbols/CBOE-VXD/
******VXN
NASDAQ100のボラティリティ指数
https://jp.tradingview.com/symbols/CBOE-VXN/
******OVX
https://jp.tradingview.com/symbols/CBOE-OVX/
******MOVE
債券版の恐怖指数
バンク・オブ・アメリカ・メルリリンチが算出・公表する、米国債の先行き変動リスク(米国債の予想変動率)を示す指数をいいます。
https://jp.tradingview.com/symbols/SIX-MOVE/