ECBも債務危機

通貨インデックスの国スイスを除いた国が債務危機なのだが、通貨比は差がデカイ

その通貨の強さは「高金利」に支えられてます。

ユーロ圏のドイツ・フランス・英国の国債利回りをチャートにすると

全て30年の超長期国債利回りです英国は5.693%です。

 

時を遡る事13年・・・ECB総裁はマリオ・ドラギ氏でした。

当時ユーロ崩壊危機を迎えてました、ドラギ氏は流動性供給を始めて危機をすくったのだが・・・根本的な問題は未解決のまま現在となってます。

そして、世界はコロナ・ショック対応で流動性を拡大しました・・・お金を直接供給したのです。

当然、お金の価値は下落します・・・当たり前に金利は高くなります・・・特に長期になればなるほど中央銀行の金融政策は効きにくくなりますから市場は「それ見たことか」と長期金利は上昇を始めるのです。

そして、通貨インデックスは金利が高い通貨ほど「相対的」に高くなります。

一番通貨高のスイス30年債利回りは

イールドカーブ

金利で安定しています、世界一の通貨です。

ユーロと比べると、差がありすぎまっせ!

 

英国10年国債の利回りは先週火曜日の午後、2009年以来の高水準となる5.7%を超えた

仏国の経済危機は深刻化して、9月8日のフランソワ・バイルー首相の信任投票は否決された。

フランスは政治的混乱とゼネストに直面しており、移民の影響を受けた分断された社会の悲しい伝統に従い、バンリュー地区では激しい路上衝突に発展した。

 

フランスは統治不能な国家となり下がり次のユーロ圏債務危機の発端となる危険性がある。

その昔は保守的な財政政策で称賛されていたドイツだが、債務危機の影響を免れることはできそうもない。

ドイツの金融緩和は「1兆ユーロ=173兆円」の債務プログラムにより市場混乱に至っててる。

ドイツ国内の「社会システム危機」対応と戦費捻出の為ですが、一時的な解決策にしかならない。

これではドイツのが信用力が崩壊するだけで数年も持たないであろう、引き続き金融緩和を続ける事となろう。

他のEU​​加盟国を窮地に追い込むことになるドイツの金融緩和は、

通貨統合開始以来、金融市場はEU加盟国の信用力をドイツの信用力としてきただけに間違いなくユーロの信任は崩れた。

 

間違ったエネルギー政策・移民問題ウクライナへの肩入と欧州危機はどれも行き当たりバッタリ政策としか映らない。

今、欧州は債務危機に見舞われているのです有効な政策はありません・・・その前に今の政策を全て廃止する事から始めなくてはならないだろう。

つまり、格安なロシア産のエネルギーを「使わなくては」全ての価格競争に負けるのです・・・エネルギーを制する国が「勝ち組」なんだ。

 

欧州の経済コストは「世界一高い」事になっているのです・・・これでは経済戦争に勝てるわけがない・・・EU圏の人口は4億5000万人しかないのです。

EU圏で経済を完結するのは不可能ですから、貿易するにはエネルギーが必要なんだ。

そのエネルギーが世界一高いのですねぇ。。。