アメリカ国債の利回り上昇で資金が流入している結果として、と見るのが普通だが
実際はそうでもない。
対米証券投資は
金(ゴールド)ではないかと、あたりを付けて見た世界の金需要は
世界の資金はインフレヘッジとしてコモディティへと傾斜をしている、インフレの結果として相対的に貨幣価値が減少しているのだろう。
コモディティは個別には金・銀・プラチナ・小麦・とおもろこし・原油などですが
これらを集めて指数を作り比較している
価格上昇の要因はロ・ウ戦争に多くあると推察している、ロシアが主要産出国のコモディティの価格の推移は
ニッケルが大暴騰している、データはとち古いのだかねニッケルだけの価格推移は
生産されるニッケルの約65%はステンレス鋼の製造に用いられます。 さらに20%はその他のスチールや非鉄合金に用いられ、これらの材料は高度に専門的な産業、航空宇宙、軍事などの用途に使用されます。 約9%はめっきに、6%は硬貨、エレクトロニクス、携帯機器やハイブリッドカー用の電池などその他の用途に用いられます。
全般的にコモディティ価格が上昇を続けており、世界的にドルの需要が続いているのだろう。
当然、インフレも収まる方向ではないだろう世界が景気減速(リセッション)とならない限りインフレが収まる方向ではない。
アメリカ国債が買われるのなら、アメリカ国債の利回りが低下するだろうがそうではないようなのでアメリカ国債は売られて利回り上昇となっている。
つまり、アメリカから資金が逃避しているのだろうかなり危険な香りがするのだが、アメリカの繋ぎ予算が要因としたら短期で終わるはずだ。
もう少し、様子を見なくては結論はでない。
Fedも日銀も「インフレ」を収めるつもりが無いような金融政策です、金融緩和という愚策を続ける日銀と、思い切った政策を取れないFedが、インフレ退治が出来るとは考えにくい。
二つの中央銀行が恐れているのは「世界的リセッション」でしょう、金融の歴史的に市場に資金を供給過大となればバブルとなり、崩壊し、リセッションとなるのが証明されている。
常に、「今回は違う」とコミットされているが、詭弁でしかなかった。
希望的に「今回は違う」を信じたいだろうが「賢者は歴史に学ぶ」のです。