FRBがミスジャジをしているというサマーズ元財務長官や市場の一部からの苦言は当たっていたようです、そしてFRBはアメリカ国民からの信頼を失い始めている、という評価もあるのは事実。
今までの40年間にFRBから利益を頂けていた債券市場は、急速に利益を吐き出して縮小し始めている。
発表されたCPIはこれからも金利上昇の必要があるという、結果を突き付けられたのです。
アメリカ国債の利回りは急上昇し、特に短期債券の上昇率が目立ちます
アメリカ債券市場の参加者は債券を買えば、「必ず利益になった」という事で、債券を売る(債券の空売り)を知らないトレーダーがほとんどなのでしょう。
どの様に何立ち回れば利益となるのか、右往左往している姿が目に写ります。
そして、つい先日UPした期待インフレ率、↓ です。
7月13日で2.31%となっています、これが全く役に立っていなかった。
FRBが2021年当たりから作っていた資料は、残念ながら 無用の長物となっていたようだ。
FRBの資料について少し前にUPしていたが、予想通りの結果となってしまった。
******FRBのインフレに付いての見通しは
パウエル議長の反省のコメント以上に、FRBの予想値から乖離したようだ。
アメリカは長い間ディスインフレの世界に居続けた、これがFRBの金融政策に大きなミステイクを与えてしまったのだろう、こんな解釈をしてみた。
コロナで金融市場救済の為に天文学的な金融緩和をしたのだが、2000年のドットコムバブル以降、リーマンショックを経てコロナショックまでの間の緩和され市場に供給された資金はインフレという結果をFRBに突き付けたのだが、当のFRBはディスインフレに胡坐をかいてミスジャッジをしたという事で正解だろう。
此処から、更にミスジャッジをしそうなのが金利引き上げだけで対応しようとするFRBの姿です。
UPし続けているFRBのバランスシートです、現段階では此れに手を付けていない。
市場から資金を吸い上げたらアメリカは萎んでしまうとFRBは解釈しているのだろう
金利上昇だけで、なんとか切り抜けようとしている姿が見え隠れしています。
13日のCPI結果を受けて、バランストート縮小を拡大するかどうか。
これからのFRBの姿勢次第という所でしょう。
貧民投資家としてはサマーズ氏のコメントを切望しています、7月に入って氏のコメントが無いのが残念です。
これからアメリカPPIの発表と新規失業保険申請件数、明日はアメリカ小売り売上高
NY連銀製造業景気指数、輸入物価指数、鉱工業生産指数とドル高の影響が見れる指数の発表が続きます、
そして、ミシガン大学の期待インフレ率、消費者信頼感指数と続きます。
日本市場の出来高が細いのは仕方ないね、閑散相場に売り物無しは今回は正しいようだ
CPIとPPIの数字を見なければ動きが取れないのは誰でも同じ考えなんです。
さて、来週となれば火曜日21時30分にアメリカ住宅着工件数6月分が出ます、市場予測値は
平穏無事な予測となっていますが、ここが急速に萎んだらアメリカはリセッションという結果を突き付けられる事になる。
さて、どうなる事やら。
ポシジョンを減らしている管理人なんです、利益となるには売りでも買いでもポジションを作らねば(リスクを取る)リターンは無いのですが、チキンハートの管理人です縮み上がった〇〇が下りて来るには少し時間が必要です。