忘れてました、アメリカ国債のデータが来ないと思ったら、休場でした。
10日のアメリカCPI(消費者物価指数)が驚くべき値を出したのですがね。
翌日の債券市場が休場だなんて。。。
FRBのコメントは見つかりませんでした、せっかくの債券休場だしね。
同時に出た、MBA住宅ローン申請指数が+5.5%とは皮肉なことだこと。
前月マイナスに落ち込んで住宅価格が高くなりすぎて落ち着くのかなと考えていたけど
アメリカの住宅事情は活発のようです、ただし申請だけして資金を借りない(諦める)方も指数には入っているので、実体はまだ分かりません。
オールドエコノミーからしたら、相場は下落方向なのだがFRBは頑なにインフレは一過性だとの姿勢を貫いている。
ヘッジファンドは決算があるので負けを認めるしか方法はないんだ、11月決算で
悲喜こもごも対応となろう、ヘッジファンドです一旦引いておくのも戦略でしょう。
******難しい判断でしょう
しばらく前の日経平均にしても一般投資家では手が出ない高株価のファストリやソフトバンクを使って日経平均を押し上げた手口と同様にFRBは売り方を締め上げる手口で株価を押し上げてます。
カラ売りで対抗しようとも、高株価の銘柄をカラで売るほど危険な手段などありません
現在の両銘柄の株価を見ると力技だけで日経平均を押し上げたと判断できます、当時はその他の225銘柄は冴えない株価となっているのに、日経平均は高値更新をしていたのです。
一般投資家は日経平均の高値更新を見て225銘柄の安い所をかったのですが、戦略的に負けたのでした。
手口は一般投資家の手が出ない1000万円級の銘柄を買い上がり、安く買える銘柄を売る
「高値ロングの安値ショート」戦略に引っかかったのですね。
******当時はケンミレなどでも注意報が出てました
手口を知らない(手口という言葉さえしらない)一般投資家は引っかかるのです、経験すれば覚えているのですが残念なことに市場参加者の寿命は短い。
数年すれば、またまた同じ手口を使っても大丈夫なのです。
******力技は資金量だけ
FRBがこの手口を使えばインフレだろうが高株価の維持は可能です、ある程度の期間ですが。
機関投資家やヘッジファンドは決算が付いて回ります(4回/年)ヘッジファンドはマイナスの決算を出すと資金流失につながり閉鎖しなくてはならない状況に追い込まれます。
特に、債券のヘッジファンドはアメリカ国債がプラスの利回りがあるのですから、絶対にマイナス決算など出来ません。
それで、ブラックロックなどの世界最高峰の債券ヘッジファンドはFRBの言いなりなのです。
FRBの下僕となりさがってます。
******とは言え
自由の国アメリカです、FRBなんのその気骨のある投資家は存在します、戦略的に見てFRBの敵失を突いて勝利を収める機会を狙っているヘッジファンドも多くあるのです。
市場でFRBの下僕となり大きくFRB側に傾けたポートフォリオの隙間を突いて利益をあげようとするヘッジファンドが出てくるのです。
このあたりの戦が 面白いのです。
10日に出たアメリカのCPIの影響を楽しみにしていた管理人でした、まさか休場とは残念の巻きでした。