前振り

1年後か2年後か、今年中にあるかもしれないリセッションです。

FRBが認めるわけもなく、理由付けが必要になるのだがその理由が誠に面白い。

 

******FRBは過去例からある逆イールドも否定したのだ

過去40年間全てのリセッションに先行するという信頼すべき先行指標としての逆イールドを否定するという暴挙に出た!

パウエル率いるFRBは市場に注意喚起すべき所をリセッションは無いと否定したのだ。

日本人的発想では「強く出るのが正しいと勘違いしているアングロサクソン的発想」と映って見える。

彼らは白と黒で決着付けようとする(発言ではね)曖昧は弱さの印というのが建前なのだ

 

基本、責任を取らない欧米の高官は言い訳がうまい。

其れで、今まで同様マイナスの事は言わないという方針を貫いたのだろうが40年に渡る金融緩和という下駄はアメリカ経済を蝕んでいる。

何処が蝕まれているか、企業財務が脆弱の極みに達している到底リセッションに耐えられないだろうと予測している管理人なんだ。

 

企業経営者はストックオプションを成功に導くために「借入金による自社株買い」という暴挙をした。

購入した自社株を保持しつづけて「金庫株」とするか取締役会で議決して「消却」します、消却すると発行済み株数は減り株価は上昇します。

ROE=自己資本利益率          ROA=総資産利益率  

 

総じてアメリカ企業のROE・ROAが高いのが見える。

経済成長を続けるかぎり問題は無い、ずっと40年間続いて来たことだし金利は低下し続けて世界から基軸通貨のドル需要が続いてアメリカ自体が通貨発行益で潤っていたのでなんら問題はなく経済成長とともにアメリカ企業は成長を続けていた。

 

物事には始めも有るが、終わりも有る!

40年間の集大成がコロナシッョクからのコロナバブルなんだろうと予測も出来る。

 

決定打は見えていない「コロナバブル」が弾けて、40年続いていた債券バブルが弾けて

世界恐慌となり金融収縮が起こり、借入金で株高を演出したシナリオが吹き飛んだアメリカ企業の株価暴落となるのか。

 

現段階は株価下落で行き当てのない資金はアメリカ国債へと移動していたが、更にアメリカ国債の下落でコモディティ(商品、金やトウモロコシ、エネルギー)へと移動した

資金の行った先はバブルとなっている。

 

******何故?

お金が余り過ぎているからなんだ、当然何処かで溶けて無くなる運命にある。

FRBが回収始めるしね、当然金融市場は小さくなるということだし、発行済み株数が変わらないのだから株価は下落する、当たり前の事が当たり前のように起こる。

 

それでもリセッションは無いと宣うFRBなんだから、時間経過でどうなるのか見ものだと管理人は高みの見物と洒落込むつもりでいる。

 

管理人が間違っても世の中は変わらないし、管理人も損失を出すわけでは無い。

そもそもボジションが最小になっているのだから、暴落待ちという事です。

 

******リセッションやインフレを経験した

著名な投資家やヘッジファンドのオーナーなど年寄りはリセッションを警告している

これを受けて市場心理の推し量る信頼感指数などは軒並み下落しているのは確かな所だ

 

経済は不安先行だけで減速する、水物の例え通り波ともなるし津波とも変化出来る

冷静に考えることだ、株式市場には二つの勢力が有る「セルサイド」と「バイサイド」

 

セルサイドとは、投資家に株式や債券などの金融商品を販売する側のことで、主に証券会社を指す業界用語です。 証券会社の調査部門には、アナリストやエコノミスト、ストラテジストなどの職種がありますが、彼らは多くの情報を不特定多数の投資家に向けて発信します。

バイサイドとは、証券会社などから株式や債券などの金融商品を購入する側で、主に運用会社を指す業界用語です。

 

ポジショントークを連発しているのはFRB+セルサイドです、バイサイドには大手のバイサイド(年金運用期間やヘッジファンド)があり自社でアナリスト・ストラテジストが居ますが、バイサイドは一般向けにはコメントを出しません。

管理人も聞き耳を立ててポジショントークを聞いてます、何故コメントを出したのか裏を探っているのです。

雑音もねなかなか役に立ち場合もあるのです。

 

******前振り

としたのは、時間経過で世界経済・アメリカ経済・各市場がどうなっているか

FRBはどう対応したのか、後々に検証する為です。