アメリカの銀行預金は

アメリカの銀行口座は「Checking account」と「Saving account」の2種類があります

「Checking account」=普通口座のことで、お財布として使う口座です

「Saving account」=日本の定期預金に近いです、預金の引き出しは日本より簡単

アメリカの預金補償額は25万ドルです。
預金金利

MMFが5%ほどで、元本保証ですから逃げ出すのは普通の事でしょう。

そして、アップル銀行が業務を開始しました。

news.yahoo.co.jp

このニュースを日本で検索しても大手メディアはヒットとなかった。

大手メディアでは都合の悪いニュース(CM代を頂いているだろう)は報道されないようだ。

此れではメディアは衰退するだけだろう。

 

******アメリカの銀行は大丈夫だと

政府は発表しているが、どこが大丈夫なんだ。

アメリカの銀行(日本で言う普通銀行)は顧客から預かったお金は「ほぼ米国債」へ投資される。

アメリカの銀行の普通預金流動性が求められるので、企業への貸し出しはほとんどない、米国債なら資金手当てが楽(担保としても売却としても現金化が早い)

それ故にFedの利上げで爆損した米国債を満期まで保有して損失を回避したいはずなんだが、そこへ降って湧いたMMFという資金運用とアップル銀行という競争相手です

 

金利からして敵う相手では無い、そし多くの銀行は富裕層向けに様々な優遇措置をしていた。

富裕層では無い一般客は「仕方ない」と諦めていたが、アップル銀行の使い勝手の良さと富裕層を相手にしない(25万ドル以上の預金は出来ない)という戦略は好感された

 

アップル銀行が4.15%の金利を払う方法はこれから分かってくるだろう、しかしChatGPTなどほとんど人手がいらないシステムが構築されているだろう。

金融工学は次の世代へと進んだのは間違いない、日本は確実に遅れたようだ。

 

「激変する社会」を書き続けたが、まさか金融が激変するとは見逃したのは痛恨の極みでした。

 

という事で、アメリカの銀行が安全なんてヘソが茶沸かしまっせ!

 

追記

アメリカの銀行のビジネスモデルが「ゼロ金利」の終了と共に終わったのです。

しかし、次のビジネスモデルへ移行したくても「過去のモデル」を終わらせる事が出来ない。

この後始末には数年は必要だろう。