対米証券投資

説明

アメリカへの資本の流出入を集計している。

流入は米国以外から米国証券(米国債、政府機関債、株式、社債など)を購入した金

流出は米国(政府・民間)が国外から証券を買った金額となる。

 

流入が増えれば米国への投資金額が増えるということになり、経常収支の増大に寄与する。逆に流出が大ければ米国への投資金額の減少を意味し、経常収支の悪化につながる。

 

長期データは必要ないので5年です、様々に憶測されるが一番は「ドル」だろう。

アメリカに資金を入れるにはドルが必要となる、データが反転したばかりなのでもう少し時が必要だろう。

引き続き、チェック対象です。

 

******中国が米国債を売り続けている

イエレン財務長官は前回の訪中で、米国債を買って欲しいという希望を伝えたと報道があった(メジャーのメディアではない、憶測記事の可能性もある)

しかし、その後に出た対米証券投資のデータを見ると憶測以上の物があるようだ。

 

超長期の対米証券投資のデータは

売が続くと、長期化する傾向があるのだ。

 

さらに、アメリカの中小銀行は資金流失が続いている止める手立ては無い。

FRBはBTFP(Bank Term Funding Program)で中小銀行に資金供給している、このBTFPには金利が掛かるのだ、それが5.43%です。

https://www.frbdiscountwindow.org/

FRBの資金供給量は

https://fred.stlouisfed.org/series/H41RESPPALDKNWW


今は、MMFなどへ資金が向かっているがこの状況を海外投資家が見て資金をアメリカへと向かわせるのだろうか。

さらに、中東の膨大な資金は西側諸国へは減らすとMBS皇太子は発言している。

これらを含めて、アメリ国務長官がサウジ訪問ししているが役に立ってなかった上にサウジとアメリカの亀裂の深さが世界に知れ渡ってしまったのだ。

 

更に更に、西側諸国はドル資産を凍結しているドルを戦略物資として使用しているのだから、反米の国はドル資産から金へと移行しているのは事実だろう。

これらの影響がどの様に指標としてあらわれるか、待っている所なんだ。

そして、対米投資はその一部です。

注意が必要だろう。