この指数は「先週比」で出した申請数のリアルではない、銀行破綻している現在この指数から読める内容は現在はないね。
******FOMC
バウエル議長の記者会見を同時通訳のライブです。
これを聞いているとFRBがアメリカ経済の状況把握に苦しんでいるようだ。
FRB+米財務省はアメリカの中小銀行から「預金を引き出さない」ようにお願いしているのが現状です、つまり米銀行にある「預金の全量保証」は不可能なのは皆分かっている。
FRB+米財務省が取れる手段は無いのだから、預金保険の範囲外のお金は引き出されるのは普通の事だろう。
BANK RUNほどの混乱はないが、実際に米大手4行への口座開設数は激増しているというニュースはある。
FOMCの会見でのパウエル議長に期待する方が間違っているだろう、何度もUpするが中央銀行の出来る事は「金利の上下」と「資金供給」だけです。
傘下の銀行の預金保証などは業務内容には有りませんしね。
100年に一度、と言われたリーマンショクの金融危機は。
次の危機を防ぐ為の法的措置でバーゼルⅢなどの規制が生まれた、当時はこれで大丈夫という「お墨付き」が全米銀行へ与えられたのだ。
そして、たかだか13年の後に全米の中小銀行は「破綻危機」となった。
原因は簡単なことだ!
FRBの利上げ、それだけのこと。中小銀行は複雑な金融商品に手を出したのではないのです。
安全だと言われ続けた「米国債」「米地方債」「米優良企業社債」を買っていただけの事。
少しだけ多く買っていた(資金不足になれば担保にして借りればよい)その債券利回り急上昇で「元本割れ」となり資金繰り悪化が急速に進んだのだ!
満期まで持っていれば何ら危機など有りえない安全資産なはずだった、このブログでも取り上げていて多くの債券投資家は分かっていた「債券市場崩壊危機」
これが現実の物となった!
かなり前から債券の「利回り」と「債券価格」の仕組みを書いていたのだが、現実となって割と簡単に破綻して驚いただろうが、これが現実なんだ!
******大量の資金は
為替市場と債券市場が支えている、為替は表向き「売買」に見えるが実際は「異なるお金の交換」で売買ではない。
金融不安は売買損失から始まり、次々に連鎖して危機となります、交換業務まで破綻ならその瞬間に金融危機となります。
そして、現在は高値で買い持ちしている債券を売ると売買損失となりますので売りたくはないのだが、米中小銀行は手持ち現金不足で売るしかない。
そこへ、額面でFRBが引き受けると言い出した ←今此処。
この金融政策には市場は信用していない、余りに膨大な資金量となる為です。
米財務省のイエレン氏は預金全量保証はお金が無いので無理と言い出している。
FRBは債券担保で資金提供という苦肉の策を捻り出したが、まさにQEだろうと市場は見立てている。
インフレとなりドルの価値は暴落する、アメリカ国内だけではない全世界へ向けて発行しているのだ米国債は。。。。
ソブリンファンドが持つ米国債まで現金化可能となる、世界ではドル不足は続いている
余りに無謀な金融政策なんだ!
この金融政策の評価には少しだけ時間が必要だろう、どの様に市場が捉えるか待ちたい
実際に無条件で担保は無理だろう(額面なんて)、と市場は見ているだろう。