経済指標

沢山出たねぇ、チェックが大変だがね。

これは順調です、考えれば地球上の国でアメリカ以外はほぼ全滅な経済事情です。

 

******全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが発表した11月の住宅市場指数は、新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)に陥った直後を除き、10年ぶりの低水準となった。

という事で絶不調、住宅ローン金利が7%を超えているんだから当たり前だね。

 

NAHBのジェリー・コンター会長のコメントは「金利上昇が新築住宅の需要を著しく弱めており、客足はかなり遠のいている」

 

******企業在庫は

在庫循環図がある、これだね

在庫データを在庫循環図に当てはめると、現在は在庫調整期間に入っていると思われる

次に来るのは「景気の谷」ということでしよう。

 

******鉱工業生産指数はチャートに現われにくい

設備稼働率は、生産能力に対する実際の生産量の比率。設備投資やインフレの先行指数になる。80%を超えると投資が活発化するといわれている。

前回UPの中国からの輸出の代替で稼働率が上昇している可能性もある。

しかし、中国からの輸出を補てんするほどの稼働率では無い。

 

2020年の異常なインフレから落ち着いて来たとも見られるが、輸入量の減少も同様な作用をすることがある。

輸入物価指数は経済の好不況が大きく作用するので、単純には喜べない。

 

******小売売上高

米国内で販売されている小売業・サービス業の売上高を集計したもので個人消費の動向を指し示すのだが、インフレ調整がされていないので注意が必要なんだ。

チャートにすると、インフレ分が埋もれてしまい傾向が見えにくい。

 

小売売上高はアメリカの個人消費を示している、アメリカ人の傾向として生活を切り詰める前に貯蓄の切り崩しやカードローンに頼る傾向が大きい。

この傾向を指し示すチヤートが「Personal Saving Rate」(個人貯蓄率)です

このチャートがより消費動向を示しているように見える、実際には

インフレ率➤個人収入

となり、収入の伸びがインフレ率より低いのですから、この差を補うには貯蓄の切り崩しもしくはカードローンに頼るようになる。

という事で、アメリカの個人消費は蓄えを切り崩し、カードローンまで使いながら必要な消費は我慢してない姿が見えてきます。

FRB的には、利上げを躊躇すべき理由は見当たらないということでしょう。

 

 

トレンドの変化を確定は出来ない、週間の値であり変動金利から固定金利への移行も反映されます。

どの内容のローン申請なのかまでは追いかけてません。