2021年のアメリカ経済は順風満帆でした、クリスマス前のアメリカ輸入港は中国からのコンテナで渋滞を引き起こしていた。
コンテナ運賃のチャートです
ビークは2022年1月でした、そこから暴落しました。
実際の写真は
まさにインフレが最高潮となっていたタイミングです、パウエル議長が2121年11月30日の議会証言で
「一過性」という表現について、「恐らくこの言葉を使わないようにする良いタイミングがきた」と証言している。
海運コンテナ運賃は景気より数ケ月先行する、バルチック海運指数のチャートから
これからアメリカ経済がリセッションへと進むだろう、その時の底は2020年のコロナシヨックで世界が経済を閉ざしたタンミングであるバルチック海運指数の425当たりまで下落するのであろう(現在の1130より半値以下)この当たりが目標ではないだろうか
ただし、その時のバンカーオイル価格に注意する必要がある。
「需要+コスト」が運賃と見合っているのか、仮に「需要+コスト」>運賃の状態となるならリセッションはデカイと判断できる。
中国発の各大陸別運賃は
距離が違うので同一判断はできないが、北米の東西での差が小さい。
北米東岸はパナマ運河経由となり距離も西岸より遠いのだが、運賃下落がデカイのだ
これは要注意です、NYを起点として州番の1から10番の経済規模がデカイ所が疲弊しているかもしれない。
このチャートは12月分が出て来るので判断は待ちたい、それとCSX(貨物鉄道)の株価の推移と合わせて確認が必要だろう。
アメリカ経済の2020年~2021年にかけて過剰消費だった、日米で差はあるが過去の日本のバブルでの過剰消費の影響は6年に渡り消費が減速した。
アメリカをこれに当てはめるのは無理だろうが1年~2年で元に戻るとは思えない。
過去のリセッションにおいては1年+αほどで有ったが、今回はそれ以上を覚悟しておいたがよかろう。
間違い無くリセッションとなるはずだが、唯一ソフトランディングの可能性もある。
ロ・ウ戦争が然るべき理由により終結し、ロシア産化石燃料が元通り供給される事だろう。
これなら世界経済を牽引していくはずだ。
******経済指標、アメリカ消費者信用残高
これと合わせて、消費者ローン: クレジット カードおよびその他のリボルビング プラン
のチャートを見ると
タイムスタンプは2022年12月28日です、個人債務は過去最大となっています。
アメリカ12月の個人の実質可処分所得や個人貯蓄率を見たいのだが
発表はまだ先です、その前にCPIが出る。
FRBの利上げが無ければ超過剰となっていただろう、それだけ突き進むのがアメリカ国民の民族性なのは理解出来た。
そして、クレジットなどで不足分を補てんしている姿も見えた、次は個人がデフォルトして行くのだが、アメリカの金融状況指数からはまだデフォルトの嵐には遠い
シカゴ連銀全国金融状況指数です、タイムスタンプは2022年12月30日です
2000年のドットコムバブルの時はリセッションジに金融が荒れて無かった、難解です。
アメリカの住宅(新築+中古)取引は既に崩壊してます、態々金利が低くなるのが分かっていて高金利で取引などしない。
次にくるのはローン滞納です、そして競売となり中古住宅市場へ競売住宅が流入し中古住宅価格が崩壊するのが過去の流れでした。
これらは遅行指数となるので、ここまで到達したらほぼ出し切ったとなります。
今は個人のサイフが崩壊寸前というところでしょう、18日の小売売上高を待ちたい。