物語をUPしますね

何処かで聞いたことがある内容に近いですが、近ごろの投資姿勢は「劇場型」投資と言われて既に数十年が経過しますが更にこの傾向を強めています。

 

******暗号資産(仮想通貨)を求めた観客は

お金を「チケット」に変えて、それを握りしめて劇場内へと繰り込んで行きました爆騰劇を見る為にです。

暗号資産(仮想通貨)と言う所のチケットは様々な形態で発行されてますが、誰も管理・運用・交換に責任が取るとは述べてません。

 

あえて、責任の追及は金融工学を使って暗号資産(仮想通貨)を開発した責任者が負うべきものなんだが、初めに開発した方は全ての権利を売り渡し「管理・運用・交換」作業には手を引いたのです。

 

そして、暗号資産(仮想通貨)取引所という劇場が開業しました。

当初、政府などの機関も関与せず(法的に未整備)、詐欺などで被害が出るまで対象となる暗号資産(仮想通貨)の法整備には手が付きません。

日本の代表例は「マウントゴックス」です。

顧客の預かり資産に手を付けた最悪の犯罪です。

 

******過去へ遡ると

豊田商事事件の「純金ファミリー」がありました、1980年のことですから既に42年経過しています。

当時の報道で印象に残ったのは外電でした。

 

「日本人はお金を紙屑と交換する民族である」海外では考えられない。。。。。

時代は大きく変化したのだろうか???

 

資産の「後ろ盾」「保証」「保険」も無しに、暗号資産(仮想通貨)という姿かたちの無いダダの文字列と交換したのだ、豊田商事事件を海外で報道した記者に現在の暗号資産(仮想通貨)の姿を報道してもらったら「どのような報道になるのだろうか」大いに興味がある。

 

暗号資産(仮想通貨)と言う名のチケットを握りしめた投資家は「劇場」に押し寄せ始めたので「劇場」を大きくするか幾つもの「劇場」を作りました。

 

そして、その劇場は中身が無く入り口が大きく出口が小さいく、セキュリティが甘く消火設備が不十分だったのです。

 

顧客資金の流用という最悪の犯罪に手を付け、火の手が上がった「劇場」がFTXだった、詰めかけた観衆は上映されない爆騰劇を待ち続けていたのだが、スクリーンが燃え始めて出口に殺到したが、出口は無くなっていたのです。

100億ドル(1兆4000億円)の顧客資金に手を付けたのは「揺るぎがたい事実で」暗号資産(仮想通貨)の価格が減損した為であろう。

そもそもが価値の無いダダの文字列である暗号資産(仮想通貨)はFRB天文学的なお金の吸収場所として作られた架空の文字列だけの商品であり、無価値のものに価格が付いたというだけの商品です。

 

よくよく考えれば簡単な事で、暗号資産(仮想通貨)に何らかの有益性が有ったのだろうか「有っても無くても社会的に問題ない商品」なんだ。

資産と言うなら「換金性」「誰もが認める価値」「社会的認知」「好景気・不景気に左右されにくい」

幾つもの特徴や有効性が有るはずだが、「誰もが認める価値」が存在しないし社会的に認知されていない。

 

この点からすれば豊田商事事件の「純金ファミリー」と同列だろう。

 

既に手遅れという事なんだが、そもそもが「豊田商事」と同様で初めから詐欺だったのだポンジスキームだね。

 

このポンジスキーム(ねずみ講)は古くから存在して

日本では昔から共同体内で民間金融が行なわれていた。その一つが「講」、つまり「頼母子講」である

ねずみ講」もこの「講」の変種です、不安を煽ったり、欲を刺激して人を騙す全てがポンジスキームですね。

 

どこかのK国から来た○○〇会なるものも、不安を煽り人を騙しているが政治家を取りこみ献金などで警察権力を煙に巻くというスキームを使っていたようだ。

 

騙す方は、様々な手口を日々考え研鑽を積んでいる。

それが好きなんだろう、「好きこそものの上手なれ」で「騙すのが好き・上手」なんでしょう。

 

******ポンジスキームの特徴は

死に体となっても最後の手段がある「盗人に追い銭」という諺があるくらいに有効な手段で、それは「新たな資金が無ければ破綻する」という事実です。

破綻する前に救済しようと様々な手段が取られるのです。

無駄な事、と知りつつ少しでも取り戻そうと画策する(足掻く)のです。

 

傍目から見れば無駄な事なんだが、当事者は必死だろう「瓢箪から駒」という事も有る

無いとは言えないホワイトナイトの出現でも期待することだろう。