米英政府のミスジャッジ

とは言え、主軸はアメリカのロシアへの様々な攻撃から来ている。

過去となるが、LTCM(ヘッジファンド)破綻から世界的金融危機が起きたのだがその発端は1998年に発生したロシア財政危機からだった。

1998年8月17日、ロシアは短期国際のデフォルトを宣言した。

当時LTCMはロシア国債のデフォルト確率を100万年に3回と計算していたのだが、実際は1997年に勃発したアジア通貨危機の影響を計算ミスしていたようだ。

ソ連は秘密国家なのです、如何にしたらリスクを計算出来るのかいまだに理解出来ませんがね(天才集団と言えども正確な情報は必要です)

 

その後LTCMは1998年9月には破綻状態となり損失額は46億ドルとGSは計算している、しかしLTCMのレバレッジを掛けた運用額は1.25兆ドルもありLTCMのデフォルトは世界的金融危機が起きると予想されていた。

 

もはやLTCMを買収救済して事を収める以外にはなく国際シンジケート団を結成して救済融資となったのだ。

 

******国際シンジケート団の株価は

その後大きく売り込まれた経緯があり、当時NHKがGSなどを取材して「NHKスペシャル」として放映している。

Yutubeで動画が有ったのでURLを貼り付けておく著作権が有るので中身をUPするのは控えたい。

https://youtu.be/Adr5E5XbmcQ

 

その後、ソ連そのものがデフォルトとなりゴルバチョフ大統領がソ連の終わりを告げロシアと幾つかの独立国が生まれた。

当時、周辺国はまだ共産国のままであったがアメリカの切り崩しでロシアは弱体化して行ったのだ。

しかし、ロシアとNATOは不可侵条約に近いものでロシアとの国境にあるウクライナNATOには入れないという約束ではあった。

その上、ウクライナは「ウクライナ語」と「ロシア語」圏という括りがあり、そもそもが民族対立を引き起こしていた。

ウクライナが絶対的被害者では無いのは間違いないが、プロパガンタの影響でロシア憎しという風潮が広まっている。

ゼレンスキーとしては其の風潮が生きている間にロシア戦線を有利に運びたいという事だろう。

この戦争からロシアは引くことは無いだろう、ウクライナに居るロシア同胞を見捨てないと言い続けているのだから。

 

既にUPしてあるNATOの東方拡大となり、現在のロ・ウ戦争となっているのも確かな所です。

プーチン大統領NATOの東方拡大には強烈な反発を示しており、このままでは危ないと以前から指摘されていた事だったのだ。

 

何故、アメリカがここまでロシアを追い詰めたのか理解に苦しむのだトランプ大統領時代には米ロは仲が良かったのにだね。

 

売電政権となったとたんに米ロは戦闘になるだろうと国際政治では言われ始めた

○○老人が此処まで戦略的にロシアを追い詰める考え方が出来るとは思えない、誰かが裏にいるはずだと、思うがね。

 

そのアメリカは遠い国です、NATOで精力的に動くのがイギリスなんだ。

アメリカの同盟国では一番の味方で兄弟国とまでアメリカが言っている。

 

ロシアは戦力的に負けているのは間違いないが、ロシアの持つ最終兵器は地球規模で大被害となる兵器なのは間違いない。

その他、世界一の資源国である。

プーチンはこれらを最大限に使い破綻したソ連の借財を返済したのだ、ロシアは例えロ・ウ戦争に負けても賠償責任は果たさないだろう。

世界が要求しても、最終兵器の恐喝には勝てない。

ロシアを西側から拒絶しても持てる資源は東側の最大の強さとなる。

中国・中東・アフリカ諸国はロシアの資源を必要としているのだから、当然の事です。

そして、食料生産と肥料を握っているのだから世界はロシアを拒絶して地球を養うことなど不可能なんだ。

 

分かり切った事をアメリカは様々な戦争をロシアに仕掛けていく、最後となるのだろうかウクライナを裏切者としたアメリカはついに代理戦争を始めたのだ。

 

何処まで行きつくのか、誰にも分からないがアメリカは大きなミスをしたのは間違いないだろう。

話を戻して、LTCMの破綻・ソ連崩壊・東側諸国の衰退をへてアメリカの全盛期となった。

そのまま、アメリカは世界の警察として君臨し続ければ良かったのだがベトナム戦争で大きく躓くことになる。

そもそもがフランスが始めた戦争でした、ベトナム共産主義との戦に敗れそうになったところへ、アメリカがシャシャり出たという次第なんだが。

祖国独立、貧富の差拡大反対という勢力には歯が立たなかったというのが真実だろう、この時代をへて植民地政策は頓挫したのだった。

 

******その後ニクソンショックと続く

1973年2月までに戦後の国際通貨体制であるブレトンウッズ体制はほぼ崩壊し、ドルは金の裏付けのない不換紙幣となった

アメリカはイギリス通貨ポンドから基軸通貨の位置を奪いドルが基軸通貨となったのを経緯に長い金融緩和(40年)を続けてアメリカは世界一の金満国家の地位を築いた。

 

そして、アメリカがゼロ金利に到達した所から金利上昇という流れが生まれたのです。

本来、ゼロ金利が続くと思われていた時に数々のショックが立て続けに起きたことは「相場の神のお告げ」とも思われるほどの変化が襲って来たのです。

 

リーマンショックからコロナショックをへて資源ショックというところが現在です。

リーマンからコロナまでを金融緩和とすると資源ショックでインフレとなり金融引き締めの段階にいる。

 

******40年続いたアメリカ全盛期は

次の時代となり、そのままアメリカ全盛が続くのだろうか。

明日は今日の続きという時代の終わりをむかえるのだろうか、先の事は誰にも見えない

しかし、2020年を通過して地球の人口増のピークが見え始め、金融全盛が綻び始め、共産主義国家にヒットラーのような国家主席が誕生して全権を収めたのも、人類の運命に変化の時期が到来したという事だろう。

 

様々な異変が続いている、天変地異も同様だが世界的大災害とはなっていない。

何時の世も、最後が一番凄い事が起きるというのが普通だった。

それが、金融危機なのか、天変地異なのか、アウトブレイクなのかは分からない。

 

2022年も終わる、これで世界的混乱が終わり株式市場は平時になるなどと思わない方が良いだろう。

コロナも終わってはいない、無視されているだけなんだ。

リスク管理は怠らないように、まだ全力投資のタイミングではありません。