ドルは必要なんだが

インフレで目減りは困る、年率9%のインフレはアメリカ経済が好調でも実質的にドルの価値は減るのだから、さらに他通貨はドルに対して減価しているとなると

3ケ月前が100であり、現在はドルが107を超えていてイギリスポンドの急落で96当たりだとなるとイギリスポンド96÷107=89.7という事で約1割減価している。

イギリスが国際取引でボンドをドルに換えて支払うと1割高で支払う事になる。

原油天然ガス・石炭価格高騰+ポンド安では、国内化石燃料の取引でイギリス経済は疲弊する。

ユーロも同様だろう、厳しい時代となったようだ。

 

基軸通貨ドルの異変に付いてUPする以前から基軸通貨なるものについてUPし続けている。

通貨発行利益に始まり、第二次世界大戦以降アメリカが強力にドルを基軸通貨とすべく暗躍して来たかを書いたのだ。

そして、アメリカは世界一の発展国となりアメリカンドリームなる言葉も生まれた。

 

しかし、何事も永遠は無い。

新興国が台頭し(国民の教育レベルがUP)多言語堪能な国民も増えてグローバル経済へと移行したが、米英は共産主義との戦を地下に潜って実行し続けた。

これが大失敗したわけだ、中露と第三国の人口は西側諸国より格段に多いのだ。

食料・エネルギーと生活が良くなるほどに資源の取り合いから、主義主張・宗教問題とすり合わせ不能となるのは目に見えていた事なんだ。

 

グローバル経済はこれから滅んでいく過程となろう、世界は次のブロック経済を迎える事となる。

これにも長い時間が必要だろうが、初めはサプライチェーンで括られる経済ブロックが台頭してくると予想している。

グローバル経済がもたらした便利さと数多の便利商品を捨てがたいのだから、サプライチェーンが利益をもたらす経済で括られるはずだろうう。

 

とすれば、フィンテックなどがもてはやされたアメリカやEUの利益だけを追求した経済は疲弊する、物作りとそれら付随するハイテクがより高度化して行くだろう。

 

少し前だが、シャワートイレの話をUPしてある「使い方が分からないボタンが恐怖」という事なんだが、実話がある。

多分すでにUPしたと思うがホテルに数台のシャワートイレを設置した某社の営業から緊急の連絡が来た。

始めから故障しているという事になんだ!

実際に隣の使用者がボタンを押したらう〇こ中にシャワーが出てケツが濡れたとの事

当たり前に動作しただけである、発信機(リモコン)と数メーター離れているトイレも座っていれば(着座スイッチはON)動作するのだ。

何故、こんな簡単な事が理解出来ないのか理解に苦しむが、普通の事であろう。

 

世界の技術はやっと音声認識まで辿りついて、音声で命令できる所まで来たが。

一般認識の曖昧な命令では動作しない、誤動作を防ぐ意味でも動作させられないのだ安全確認がAIでは無理なんだから。

下々の器械までAIが搭載されていくには10年単位の歳月がかかろう、シャワートイレに「ケツ洗って」と命令したら自分の所だけ洗うには隣の使用中の人と区別せねばなりません。

さて。如何に区別すればよいのだろうか?

リモコンのボタンを押すなら簡単に区別でる(リモコンごとに周波数を買えれば済む)

しかし、音声となると難しいし曖昧な命令を認識されるには更に難しい。音声登録などの手間も出来ないとなると、う〇ち終了を感知する?

まさかねぇ、こんな簡単な事なんだが音声認識・音声命令で稼働する機器は安全確認という難題の所で開発が止まっているのだ。

 

ハイテクが必要無いという意見もあろう、しかし空気吸い込み機(掃除機)がハイテク搭載で「お掃除ロボット」に変わったのは最近のことである。

遠隔で操作でき、時間指定で掃除が終わるという便利さは捨てがたい。

ペット給仕機・ペットカメラ・お年寄り徘徊監視とハイテクは進化し続ける。

もう、戻れないところまで来た。

 

フィンテックは金儲けにしか使えない、ハイテク機器は人生を変える。

自動運転が安全安心省エネとなれば人類への恩恵はフィンテックの比では無い。

しかし、安全確認の所で躓いている。

AIも確実ではない、暴走を防ぐことが難しいのだ。

人類はまだ幼稚なんだ、あえて認識する必要がある。

 

******脱線しました

ドルが減価して、さらに自国通貨もドル高となると人々はコモディティ投資へと走る

そして、コモディティ価格高騰の後始末が経済減速+デフレとなりコモディティ価格も下落していく。

人類が辿った道である(戦争など)、しかし戦争+感染症+宗教+政治主義+天変地異(温暖化)と重なった事は過去には無い。

それだけ厳しい現実となっているのだが、世界の先進国は日本とはかなり差がある。

大陸に住んでいると地震がほぼ無い、これだけで考え方が異なる。

日本以外の先進国は「考え方が甘い」と言わざるを得ない、未だに元の暮らしが戻って来ると信じているようだ。

アメリカのインフレはついに銀行指数に影響を与えた100の閾値を切った

アメリカの銀行の収益に不安が有るという事を表している、長短金利差が逆転したのが大きな要因だろう。

 

さてさて、どうなることやら。

巣籠で感染症対策をしているが、コロナが空気感染となると新たに対策が必要になる。

既に2年巣籠が続くのだが、まぁ楽しくやってます。