世界は混沌として・政治・経済・気候変動・人権・地震

人類は何一つとして制御出来ていない、そもそも制御していると勘違いをしている。

日本にいると天災とは未来永劫お付き合いする感覚でいるが、大地の大きな大陸の国は

「地を収め、天を見方に付け人類は繁栄する」

と明るい未来を描いて来た、経済をコントロールし・通貨もコントロールし・金融の世界で世界を席巻したからには未来永劫得金持ちとして居続けるつもりなんであろう。

 

******果たして可能なのだろうか

疑問は続く、手に汗して働く人々より強欲のかぎりを尽くして金融工学とかいう白物で博打場を営業する事がよりベターなのだろうか。

長く疑念を描いていた格差社会は「強欲」が生み出した世界なのは確信出来た、崩壊する過程は見ていない。

人類の歴史は繁栄は未来永劫続かない証明はされてきたが、その渦中に居るのかさえなかなか分からずにいる。

代表的なローマ時代に例をとっても戦争が繁栄を打ち壊している、西側諸国の繁栄はロ・ウ侵略が戦争へし変わる5月9日の「ロシア戦勝記念日」を境に東西対立が増して緊張がピークへと変化するかもしれない。

 

ロシア戦勝記念日とは

ロシアでは「大祖国戦争勝利記念日」と言われている。

第二次世界大戦ソ連ソビエト社会主義共和国連邦)がナチスドイツに勝利した日としている。

 

******話は脱線する

プーチンはゼレンスキーを「ネオナチ」として非難している、この説明には紙面が足りない是非は別として、プーチンは古いタイプの政治家なのは間違いない所で、彼らに必要なりのは「大義」なのです。

ドイツは今でもEUの盟主なのは間違いない、ロシア戦勝記念日でドイツとウクライナを一絡げにしてロシアの大義を確実なものにしたいという策略をしているという事だろう、大儀が有れば「核」も使える。

 

******世界の人口は西側諸国は東側+その他より格段に少ない

西側諸国は経済力+援助を背景にした政治力で世界的に圧倒して来たが、その過程において中東・東南アジア・中央アジアなどで紛争の種を撒いて来たのだ。

しかし、過去戦争賠償についてはハッキリとした保証は無い(ドイツ・日本だけ別)

援助(紐付き)として賠償に近いものはしているが。

ここで核戦争となれば西側諸国は確実に衰退する、繁栄した都市部に人口が密集しているからなのだ。

誰も核戦争の被害について想定をUPしないのは、確実にネックが有るからなのだ。

西側諸国は人口密集の面では弱点が強調されるのは理解できるだろう

核戦争は弾頭の数で戦果が決まるのではないのだ。

安全保障からして分かっている事実なのだ、それ故西側諸国は経済力で陣営を拡大する世界戦略を続けているが、成功するとは限らない相手があるからなのだが特にロシアと中国が西側諸国へと陥落しなかった。

残ったのは圧力と対立だけという次第であって、ウクライナアメリカの肩入れがバレてしまっている現在、東西の対立は極限まで深くなったのは間違いない。

 

******残された道は

フランスのマクロン大統領の演説に現れている。

マクロン大統領の2期目の就任式が7日、パリのエリゼ宮(大統領府)で行われた。

マクロン大統領は「ロシアのウクライナ侵攻に続く状況の悪化を回避し、われわれの大陸に新たな欧州の平和と自治を構築するため、まず行動する」と決意を表明した。

 

EUを脱退したイギリスがアメリカと共同戦線を張ってウクライナのロシアから離脱とNATO加盟を画策したのは周知の事実です。

イギリスがEU脱退しEUは話が違うと、ウクライナはロシア侵攻を核で守ってくれるということで核放棄をした約束は反故になり、国土は焼土と化した事実を如何感じているのだろう。

今回のロ・ウ侵略は過去の中東・東南アジア・中央アジアと同様な禍根を残す結果となろう。 

 

******第三次世界大戦は始まっている

物理的戦争は別として「経済戦争」は既に始まった、西側の筆頭のアメリカはお金(ドル)を兵器として戦争を仕掛け、東側のロシアは食糧(穀物・肥料)+エネルギーを兵器として戦を続けて行くだろう。

 

******双方ともに勝利を描いているはずだが、

勝利の転換点は勘違いしている「地を収め、天を見方に付け人類は繁栄する」としている何方かの大陸の陣営だろう

つまり、天災が戦争終結の材料を与えてくれるのではないだろうか。

今年とは限らない、厳寒が欧州やアメリカ大陸を襲い足りないエネルギーを政治家が補填できるわけでも無い。

ロシアもお金に不自由する社会がプーチンを許容するかどうか、何方が勝利するにしても世界経済は転換点を迎えるのは間違いない。

 

******一旦経済が疲弊しても

お金が世界経済を引き続き席巻していくというシナリオもある、しかし不足するという経済を味うとお金は増産可能だがコモディティは限りがあるという経済に変わるのか。

まだ先の事だろうが、見えていないのだ。

金融立国は疲弊し資源国が台頭してくるのは間違いないだろう、金融立国は既に技術(農工業技術)は放棄してしまった。

人々の生活を豊にする技術により沢山の対価を払うことが必要になろう。

それは、お金を増産すれば可能(MMT)というブードー経済学の終焉を意味するという事だろう。

 

******相場経済は

お金が全てで勝利の対価はお金です、世界的インフレはそのお金が減価し続けていることを示しています。

アメリカの8%のインフレはお金が8%減価していることを示しています(商品との交換)しかし、お金どうしの交換(為替トレード)ではドルは高い。

ドル建て社会ではドル以外の通貨ではインフレはもっと進んでいるという事です。

世界のインフレの進行速度は実感より大幅に大きいのです、これは既に兵器としての通貨が商品を武器としている国に負け始めているということを表してます。

 

最終的に誰が得(勝利)をするかの問題より、先々のインフレは収まりにくいという事を頭に入れておく必要があります。

人類は貝を貨幣として経済を始めたのが発端で石貨(パラオミクロネシア)を使う事に続き光る金属(金・銀)を貨幣したが、紙幣を発明した(兌換紙幣軽くと持ち運びしやすい)

経済は便利さ故に発展を続けたのだが、相場経済を強める施策により遂に禁断のMMT理論に手を付けてしまった(エデンのリンゴ)

ストックとしてお金を選択した西側先進国はインフレを境にストックという概念が崩れ始めたのを感じた事だろう。

コモディティ」や「技術」に対価して支払うがお金はその価値に見合う上昇をインフレという言葉で表現している。

 

現実問題は「コモディティ」や「技術」が十分に対価として認められた所でインフレが収まるのだろう。

結果は、お金の減価と「コモディティ」や「技術」の価値が何処で見合うかは少し時間経過が必要でその間はインフレが続くのだ。

 

******今まではお金が全てで

お金の対価にお金で支払う経済でしたが本来の姿は異なる、金融工学はいかにしてお金を増やしていくかという理論を実践していただけの事で、裏付けの無い(不換紙幣)はただの「紙切れ」だという事に気が付いたのが今のインフレだろう。

 

******早い話が

お金をバラ撒けば経済は発展し続けたアメリカという国にある中央銀行が間違った金融政策で世界経済が変調してしまったという事で、簡単な事なんだ。

 

続く