アメリカ利下げが台頭

といっても、年内1回だろうが、それでもアメリカ国債は買われて利回りは低下している、当然アメリカ国債を買うドルが必要となりドルインデックスは上昇

 

 

アメリカ商業用不動産の売買が動き始めた、過去1年以上ほとんど売買成立してなかったのだが。

デフォルトしたバブルローンも銀行が差し押さえせずに「放置状態」でしたが、此処にきて銀行が担保としていた商業用不動産の取引が発生している。

「投げ売りなのか」・「引き合いがあるのか」・「どれほどのディカウント率」なのかは相対取引なのでわからない。

銀行がキヤッシュ不足で投げ売りしていると予想はできるが、事実なのかはしばらく時間がかかるだろう。

 

******市場は催促相場となっている

だがFedは、過去からして「現実の経済」が動いてから金融政策を決めている。

つまり、「ビハインド・ザ・カーブ」なんだ。

どうもこれがFedの基本姿勢だろう、いつも市場は議論しているがFedの変化は認められない。

此処で、早急な利下げしたらインフレは上昇し始める可能性は十分にあるアメリカのインフレの初動を間違えたパウエル議長は更なるミスジャッジをするわけにもいかないだろう。

 

アメリカ商業用不動産は「アメリカの利下げ」を待ち続けて、ついに諦めたのだろう。

商業用不動産を担保としてローンを組んだのは「中小の銀行」で、体力は無い。

金利の逆イールドは来月で2年経過する、短期で調達した資金を長期で貸して利ザヤを取る銀行システムは2年も持つとは「意外だった」

過去最長の逆イールドへと進んでいるが、「中小の銀行」の体力が限界となりつつあると推察している。

 

KBW銀行株指数は「中小の銀行」の指数です、チャートは

2023年11月より上昇へと移行した、当時は2024年に入りFedは利下げに移ると市場は勝手なシナリオで盛り上がっていた。

そぉ、2024年は6回の利下げがあると始まり4回へと変わり2回となりゼロまで行った後1回はあると変化していた。

それがKBW銀行株指数の動きに表れている、閾値は100で予想ではまだ下がるとみているのだが。