ローレンス・サマーズ氏のコメントです。
記事は少し古いです2024/3/22のブルームバーグテレビでFedの姿勢を批判しています。
サマーズ氏はFedに対してのコメントが日を追うごとに辛辣化しています。
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最近のUPは
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この動画では「パウエル議長」はスタンフォート大学での講演で「政策金利が今後どこにあるかを心配する必要はない」と明確に述べたことに対してサマーズ氏の見解を動画にしていまのす。
サマーズ氏のコメントは
「ニュートラルレートが何であるかを知る必要はない」と言っているようなもので
「スピードメーターを見ずにフィールドで車を運転すべきだと」言っているようなもの
これがサマーズ氏の見解です。
久しぶりにサマーズ氏が「顔を顰めて声も大きく」、怖い顔を見ました本気モードなんでしょう。
サマーズ氏は明確に6月利下げは不適切だと述べてます。
******アメリカの中小銀行の
商業用不動産投資を救済する方法は「利下げ」しかありません。
オフィス需要が急回復するなどありません、オフィスビルの取引価格が回復する方法は唯一、金利低下して銀行へ支払う利息が減ることです。
それはローン満期までに実施されるべきで、それにはFedの政策金利を下げるしかないのです。
最低3回の利下げ0.75%以上が年内に必要だとFedは漏らしているのです。
それ以外にはFedには手立てがないからで、ローン満期が迫る年末以降のアメリカ中小銀行を救済方法を持ってないと自ら告白している。
現時点で、大手の投資主体は分かっているが、それを公にしてコメントなどできません
チョイ漏らしただけで「バンク・ラン」となるでしょう。
アメリカの中小銀行の商業用不動産投資が棄損するのを防ぐ方法はないのですが、引当金を増額して対応することはできます。
その方法が保有しているアメリカ国債の回復でしょう、「Fedの利下げで金利低下→国債価格の上昇→銀行の保有資産増加→引当金増加」
******バーナンキ議長時代に
議長はアメリカ経済は順調だとアメリカ議会証言で述べたがその4か月後にアメリカ株は急落してリセッションとなりました。
アメリカ経済は、ノーブレーキでリセッション入りするという特徴があります。
つまり、リセッション入り前にブレーキを踏まないので、リセッション入りするという証拠のタイヤ痕がないのです。
これらの事実を現在のパウエル議長のコメントに当てはめると、利下げしたがる議長とアメリカ経済の違和感が見て取れます。
******経済学は過去の経済を分析する学問です
未来を推測するためではありません、経済学者・Fed・投資系Youtubeなど神のごとくコメントしていますが、未来の事など誰にも分かりません。
市場の欲を刺激しているだけです、そしてほぼ全員が「嘘つき」です。