Jobs Report (ジョブ レポート)

アメリカ雇用統計の市場評価がほぼ出ました。

現政権に対しての忖度レポートだらけです、一例は

どのレポートも雇用の中身を分析してません、不都合な真実に突き当たるからです。

それは

Pertime Jobs(パートタイム)は69.1000人増加

Fulltim Jobs(フルタイム)は6.000人減少

 

という事実です、アメリカ雇用統計では303.000人の増加でパートタイムの増加分69.1000人と数字が合いません  691.000-303.000=388.000人の差が出ます。

これが、Wワークやトリプルワークです。

つまり数時間の雇用しか確保できない状態だということです、移民の方々は英語が堪能ではありません、接客などのフルタイムの仕事には無理がある。

それ故にWワークやトリプルワークになり、雇用統計がカウントすると雇用増という数字となります。

 

一般のアメリカ人でも、パートをWワークしている方も多いです。

毎日のパートではなく、週3日とかで異なる仕事をすれば雇用統計には複数カウントされます。

これら全て現政権に都合よく統計として現れるようになってます、フルタイムの雇用を減らしパートタイムで雇用を調整する経営者は「先々の経済」に不安があるからこそ

過去のリセッション時に行っていた方法で「従業員の給与調整」を始めたのです。

 

雇用統計で発表された数字だけをレポートの全面に押し出そうが、アメリカ経済の根底は変わりません。

そして、企業経営者や大手の投資会社は気が付いています。

それ故に2024年入り、メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)やアマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス会長などが相次いで大規模に売却しているのです。

 

アメリカ大手テック企業は合計で3月には9万人のリストラを発表しました、2月には84.000人リストラしています。

これは、AIへの投資の為の人員整理とも受け止められてますがAI技術者が簡単に見つからないでしょう。

アメリカ企業は「スクラップ&ビルト」は顕著です、そして利益追求姿勢も顕著です。

それ故に雇用が顕著となったときにはアメリカ経済の成長は著しく、雇用の調整を始めたらアメリカ経済は既にリセッションの入り口だと判断して大きな間違いはありません

 

それらを確認するには雇用統計の中身の精査が必要となります、現政権が発表している経済指数は「速報値」を高く見せていてその後に発表される「修正値」が低い傾向にあります。

何故に、そのような指数となるかを勘案すると自ずと答えに行き当たるはずです。

どのようなテクニックを使っても経済の根底は変わりません、たどり着くところは見えています。