この指数の閾値は100です。
指数だけで判断すればアメリカは「ノーランディング」を織り込みに行っている動きです。
倒産予備軍の中小銀行の株価は
倒産予備軍の銀行は「資金流失と商業用不動産」リスクは増加中です、それにも関わらず株価は頑張ってます。
不思議な現象だね、理解不能ですが市場はFedの利下げシナリオを手放していないということです。
Fedが利下げさえすればアメリカ経済は甦ると考えているのだろう。
アメリカ国債利回りが魅力なので世界から資金が流入しているのです、市場が期待するほどの利下げがあるとしたら、それは「危険」ということになります。
アメリカ企業からの税収が少なくなっている現状を回避する方法がアメリカ国債の増発で、それには債権利回りが必要なのです。
更に、西側と袂を分かつグローバルサウスはアメリカ国債の利回り低下(債権価格上昇)では売り圧力が出ます。
******ロナルド・レーガン大統領時代
1980年代のことです、アメリカは双子の赤字を抱えて経済も株価も低迷していた。
双子の赤字とは
莫大な貿易赤字(経常赤字)と財政赤字が並存していた状態を指します。
親ブッシュ政権で景気後退の中1991年に貿易黒字になるも財政赤字がさらに拡大した。
ポール・グルークマン(経済学者)はアメリカの双子の赤字が深刻な経済危機をもたらす恐れがあると警告し、当時のアメリカの双子の赤字が維持可能であるか否かという問題提起を行い(サステナビリティ問題)、全世界に衝撃を与えたのです。
クルークマンは、双子の赤字が維持不可能となる条件として、長期金利が名目成長率を上回る状態が続くことを主張したのです。
残念ながら2017年5月に死去してます、生きていたらアメリカの現在にどのようなコメントしたのだろうか。