月曜日 大竹のもっと言いたい放題

森永卓郎氏御主演でした、お声からは元気そうでチョイ安心です。

内容は

1997年に「橋本総理 コロンビア大学公園 NYダウ急落」です。

 

NYタイムスの当時の記事です

「日本は、米国債を売り、金を買いたい衝動に駆られることがあるかもしれない、との橋本首相のコメントにより、ダウ平均はブラックマンデー以来、最大級の下げを記録した。日本政府は、その後、同発言を否定している」

 

アメリカのビジネスモデルの崩壊方法をコロンビア大学講演後の質疑応答で話しただけなんだが、

今では、誰でもが知っている事実です。

当時のアメリカでは大学生も投資家も興味がなかったのだろう、金融リテラシーの進化的には隔世の感があります。

 

4月1日のアメリカ債権市場は売られましたチャートは

この日の23時に発表されたISM製造業景気指数が予想より改善されて閾値の50を超えて回復基調を示した為に、利下げは無い方向への変化を債権過市場は織り込んだ。

 

シカゴ連銀の出しているFinacial Condition Indexは金融緩和的を示している

この金融状態でFedが利下げをするのはインフレを助長する、中央銀行の金融政策は

常は「ビハインド・ザ・カーブ」(behind the curve)ですので、利下げはミスリードになってしまう。

 

Fedが心配しているのは商業用不動産とアメリカ国債の利払いだろう

この二つにグッドニュースを与えるには利下げ以外にはありません。

しかし、インフレには上昇の理由を与えてしまう。

Fedはジレンマへと追い込まれた、分かっていた事ではある。

蒸し返すが、「アメリカのインフレ」は一時的だと決めつけたのはミスジャッジでした

このミスは大きく、根は深くなり、取り返すのは「アメリカ経済」を追い詰めるしか方法はない。

中央銀行ができることは少ない、アメリカの40年に渡る金融緩和の行きついた所へコロナショックが襲い、大規模なお金をアメリカ国内へと供給した後の始末を「何もしなかった」、、、、これが元凶でした。

 

Fedの思い切った金融政策を実施しない限り、アメリカの金融は崩壊へと時を刻んでいる。

アメリカ国債の利回りか上昇した為にドルインデックスは上昇した。

5通貨インデックスは人民元と日本円だけ下落している

 

アメリカ国債利回りの上昇は商業用不動産への投資物件のポートフォリオを抱える中小銀行へは破滅的影響となった。

資金注入されたNYCBの株価に推移です。