中東戦争は第四次までで、五次は無いという意見もあります。
1982年イスラエルはレバノンに侵略し、続く内戦状態となった「アラブ側」では
「第五次中東戦争」と認識されている、レバノンの覇権をめぐってシリアとイスラエルが介入しパレチナ解放戦線「PLO」と戦闘状態となっている。
地理的にはこんなんです
局地戦ですから、「第五次中東戦争」とは世界は認めてはいない。
しかし中東の「火薬庫」といわしめる理由がイスラエル側にある、第二次大戦後のイスラエル建国が、そもそも強いアメリカの意向で力づくで成しえたところから続くのです。
それ故に、イスラエルに何かが勃発すればアメリカは軍隊を派遣して「力技」を見せつけて来るというわけです。
******中東戦争と日本で位置づけされているが
世界では「アラブ-イスラエル戦争」と名付けられている。
英語表記では「Arab–Israeli conflict」conflict=対立
アラブ諸国とは
イラク、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦、バーレーン、サウジアラビア、オマーン、イエメン、ヨルダン、 パレスチナ、レバノン、シリア、エジプト、スーダン、リビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコ、モーリタニア。
イスラエと対立しているイランは「アラブ」ではありません、アラブ語ではなくペルシャ語を話しているからです。
イランは昔は親米国でした、1979年にイランで起きたイスラム革命によってイランでは親米の王政が倒され、宗教を厳格に解釈したイスラム体制が樹立されました。
そして、イスラエルはイスラム教の聖地でもあるエルサレムを奪った「イスラムの敵」と位置づけられたのです。
イランは現在でも、イスラエルを国家として認めておらず、反イスラエルを国是として
1979年のイスラム革命からまるまる44年が経過しています、当時生まれた子供も満44歳
厳格なイスラムの教えを守り、イスラエルは「神の敵」だと脳裏に植えつれられてます
この状態で中東に平和はありえませんね。
*****前フリはここまで
ホルムズ海峡が封鎖されるか、イランが「やけに大人しい」不気味な雰囲気です。
この先どうなるのかを分析しているシンクタンクも事態の変化を見守るだけで、新たな分析を披露しているところはありません。
現状では、「無理難題」
今日にもイランは「機雷敷設」も可能です、アメリカが「力技」で押せばイランは二時間でホルムズ海峡の封鎖を完了します。
機雷排除には安全が確保されても「二か月以上」かかります、過去には日本の自衛隊が協力して機雷除去をしました。
他の国に機雷除去技術がなかったのです。
そして、世界の原油輸出量の30%をペルシャ湾から輸出している現状でアメリカはイランへの攻撃を躊躇する。
イスラエルが「ガザを攻撃」している現状でアメリカがイランを攻撃すれば第三次大戦もありうる。
とても、戦争分析など不可能でしょう。
此処から先のシナリオが見えてくるまでは「待つ以外」できる事はありません。