中国 中植系企業集団 破綻危機

この件は既に世界を駆け巡っている、当初は影響が見えなかったのだ。

2023年8月頃より、噂があったが内容が全く見えてなかったが中植系企業集団の規模は推定で100兆元(2000兆円)はあると予想されている。

 

中植系企業集団は中国で富裕層向けの中国最大手の資産運用会社です、傘下の信託会社である「中融国際信託」がデフォルトに陥ったことで問題が表面化した。

この企業集団の信託会社だけでも15社もあるのだがその内の一社がデフォルトしただけで世界的に大騒ぎを引き起こしている。

ロイターなどの報道の負債は「中融国際信託」がデフォルトの部分だけです、中植系企業集団の負債はレパレッジをかけてあるだろうから、推定規模も不可能に近い。

 

中植系企業集団は資金的には「恒大集団」より規模が大きくここが債務超過となると富裕層はおおきく傷つくだろう。

ロイターでは

中国資産運用会社の中植企業集団が債務超過、負債額640億ドル | ロイター

負債総額は現時点での負債額で、債務の処理方法によっては更に棄損するのは確実です

「債務再編」や「破綻処理」の方向ですが破綻の方が短時間で処理出来るだろう。

しかし、主に資金を預けていたのが中国共産党の官僚という事なので、どうなるのかは外部では全く見えない。

 

中植系企業集団は関連会社全てで「全ての投資商品」の支払いを停止しました。

中植系企業集団が企業規模拡大が出来たのには「政治家」がバックにあるのは間違いないところで、中国共産党の賄賂の運用先なのは間違いないところです。

設立時期からして「習近平派」ではない企業です、そして投資先は不動産ディペロッパーが多い。

習近平が不動産に「三つのレッドライン」を設けてから、何時か中国のシャドーバンキングの破綻が表に出るのかと危惧されていたのですが、ここに来てやっと表に出てきました。

既に、力のある所へは支払えるものは支払っているだろうから、残りは「カス」だけだろう。

中国中央政府は「我関せず」でしょう、このような企業はまだワンサカあるのが中国です、「中国経済は底を打った」とかIMFが中国の2024年の成長率は5%以上となるなど

「嘘の恥塗り」をしているが、真実はそんなところには無い。

 

******中国のGDPは2021年には

17.73兆USドルとか発表されていて、「嘘だ」とか「本当だ」とか「もっと有る」とか言われていたが、レバレッジ経済は本当の数字など意味を持たないのです。

風船に例えると「膨らます前の数字が実GDP」と推察するのか、「膨らんだ数字を取ると数倍の差が出るのです。

 

重慶の中心部の「摩天楼」と周辺にある「古い街並み」との差と言えば分り易いだろう

重慶の旧市街

 

つまり、レバレッジをかけると古い街並みが最先端の都市へと変貌するのが見えているが華燭された表の姿です。

其処までたどり着くにあたり、幾人の政治家に賄賂が渡りどの位の官僚が甘い汁を吸い

末端の役人までもが財産を作ったのだ。

これが、共産党という組織で「中国」「ロシア」「北朝鮮」「ウクライナ」も同様なんだ。

 

******北朝鮮民兵パレードの動画です

youtu.be

偽物の金正恩と第二子の「主愛」が登場している、男性民兵を見ると良く日焼けしている。

常日頃は「食料生産」の為に毎日畑にいるのだが、食料が足りてないのだろう痩せている。

制服の色が白い上級仕官は色が白い、労働者ではないのだろう。

しかし、訓練は出来ている命がけなんだろう世界大会へ行けば優勝間違いない。

北朝鮮がこれほどのパレードが可能となったのは「ロ・ウ戦争」のおかげだろう。

ロシアの兵器は旧ソ連の兵器の続きで、北朝鮮と同じです。

兵器の火薬の寿命は10年で、それ以上放置すれば不安定となり自爆・誘爆します。

その例がエアパック企業の「タカタ」の破綻だろう、タカタのエアバックの経年品質劣化により爆発して人身事故となり、対応が悪く破綻したのだ。

素早く情報発信をして、交換対応をする必要があったのだが怠ったのが破綻の原因です

 

北朝鮮やロシアの火薬庫の爆発のニュースが流れなくなったのは消費したからで、北朝鮮は鉄道でロシアへ武器輸出し外貨を稼いで大きな利益が出たのです。

北朝鮮を西側諸国は経済制裁を続けてきたが、「元の木阿弥」となってしまった。

其れよりも更に北朝鮮がお金持ちになったのかもしれない。

ロ・ウ戦争が続く限り北朝鮮は潤うことになる。

アメリカが欲したNATOの東方侵略は北朝鮮へも「漁夫の利」を与えてしまったのだ。

 

******さらにロシアへの経済制裁

ロシアの持つ「ドル資産」を凍結したのは大きな誤りでした、世界の非米諸国(西側諸国以外)はドル資産を持つ事の不利を目の当たりにしたのだから、次は我が国も有りうる。

「ドル資産」の凍結が無くとも辛酸を舐める苦渋を味わう可能性もあるという事を如実に理解した。

その最大の「ドル資産」はアメリカ国債保有です、中国がアメリカ国債が満期が来ても再投資しないのはこの為であり、様々なアメリカの官僚が中国訪問しても習近平のイエスは得られなかった。

そして、APECを通じて「両国トップ」の怪談を通じても習近平アメリカの提案にイエスを言わなかったのだ。

それがBデンの癇癪を起させた、習近平的には中国はアメリカより格上だというのが「中華思想」で歴史的にもアメリカを凌駕するのだから。

 

思うのは勝手である、しかし「リーマン・シヨック」後にアメリカは中国を世界経済再生の道具として当時の副大統領Bデンがウォール街の重鎮を引き連れて訪中し、経済大国への道筋を指南したのが大間違いの始まりだった。

Bデンからすれば「我は中国発展の祖」であると自信があったのだろう。

確かなところ江沢民派はそれから莫大な富を得て潤ったのは間違いないが習近平は何ら恩恵は無い。

 

共産党という組織の中国に理解が無かったのだろう、逆に手玉に取られて大金を搾取されてしまったのだ。

アメリカを中心とした世界からの資金とレバレッジという手法が無くては「中国の大発展」はあり得なかったのは間違いないところだが、習近平にとっては「政敵」となる。

大きく分類して、習近平派ではない富裕層が没落するのは歓迎だろう。

彼らが搾取した富を中央政府に還元しない限り、習近平派の政治闘争は終わらない。

 

新たな、中国投資は大歓迎でIMFを大歓迎して迎えたのも目的はIMFのお墨付きが海外からの投資には必要なのです。

「酒池肉林」は中国のお家芸であり、それが古くからの伝統でもある。

 

西側の報道は「反習近平」一色であるのが、何よりの証拠です。

中国からの情報も「反習近平」で、プロバガンタとしか映らないのは習近平擁護の報道が皆無なのからも十分だろう。

習近平さえ引きずり落とせば、中国は元のアメリカ好みの江沢民派が再度牛耳る事が可能だろう。

習近平が正しい政治を行っているかは分からない、それは歴史が決めることでしょう。

しかし、人民をないがしろにして私腹を肥やしたのは江沢民であるのは周知の事実です

この政治家の悪口雑言が聞こえてこないのはプロパガンタ以外には考えられないのは誰かが采配を振るっているのだろうか、垣間見えるのはBデン政権なんだ。

アメリカ的には、習近平以前の中国へ戻すのが一番なんだから江沢民を悪者にしてはならないという事です。