長短金利差 逆転

逆イールド (ぎゃくイールド)
逆イールドとは、短期金利長期金利の水準を上回る状態(長短金利の逆転現象)を指します。
一般的に、過度な金融不安や過激な政策変動により短期金利が急騰したことで生じるために、その発生後は景気後退が訪れるケースや株価が調整に転じるシグナルとされています。
 
******一般的な説明です
アメリカ国債は超短期の3ケ月物から超長期の30年物が一般的です、その他に1ケ月から50年以上もあります。
 
ブルームバーグが日々発表している米国債
安定している米国債でも短期債になればなるほど世情を反映して動的になります。
 
債券投資家が「投資家として」より賢い(金融工学リスク管理)的に優れているという事を表してます。
 
債券投資家が、より初めにリスクに対して敏感に反応するのが2年債です。
潜在化しているリスクが表れて来るタイミングが今後2年ほどだろうという凡その理由からです(そうでないのはサドンデス)
 
そのタイミングで2年債の利回りが上昇はじめるのです、株式市場は債券の利回りを見てリスクの判断をしているのです。
 
リスクが顕著になってくると、より短い債券の利回りが上昇します。
そのタイミングで10-2年債の利回りが逆イールドへと変化します、株式市場は今後1〜2年で経済がリセッションとなると判断するのです。
 
リスクが顕在化してくると、より短い債券の利回りが上昇しますのでそれにより経済の変調時期が見え始めて来ます。
2年債➤1年債➤6ケ月債➤3ケ月債➤1ケ月債へと利回り上昇として行きます。
 
分かり易いシナリオとして書いてますが、相場ですから突然にリスクが噴出する事もあります、それが今回のSVBへの「BANK RUN」(取り付け)でしょう。
 
 
SVBへの「BANK RUN」が全てのリスクの根源であれば、次のリスクがありませんから順イールドへと戻ります。
 
リスクが残っていれば「何処かのイールドが逆」のまま残るということです。
最新の米国債の利回りをイールド順に並べると
 
米国債6ケ月(4,74%)➤米国債3ケ月(4,52%)➤米国債12ケ月(4,34%)➤米国債2年(4,24%)➤米国債5年(3,77%)➤米国債10年(3,59%)
 
エミン氏が言っている「秋頃」に何かあるのではないか❓
という根拠がイールドから推察しているのです。
 
 
******相場はある程度秩序ある崩壊がシナリオです
若林氏の言っている50%~80%の下落というのは秩序ある崩壊です、
管理人が言い続けているのが「サドンデス」です、損失を出している大きな投資家はどこにでもあります、最近で有名なのが暗号資産の「FTX」でしょう、詐欺師のバンクマン・フリードマンですね。
 
SVBは軽いサドンデスでして、相場が大混乱には至らないだろうというのが管理人の予想でした(修正可能)
 
その証拠として、逆イールトは収まっていません。
まだ、何かあるぞ!
 
ということで、逆イールドの説明でした。