アメリカ個人所得の状況は

個人貯蓄

可処分所得に対する個人貯蓄の割合

可処分所得とは税金や社会保険などを除いた所得(手取り)

 

全ての銀行の残高「消費者ローン・グレジットカード・リボプラン」

年間変化率のチャート

残高総額は

 

アメリカの人々がインフレで疲弊している状況が見えてきます、クレジットカードの延滞率を見ると

次のステージは延滞率の上昇となるでしょう、チャートの灰色の部分からは5%当たりが閾値に見えます。

現在の延滞率の低い理由はインフレが始まって日が浅いという事でしょう、以前の状況は米財務省によるコロナ緊急対策でお金をばら撒いていたのが延滞率低下要因で打ち切りとなり(2021年)延滞率に影響が出始めた所だろう。

 

貯蓄を取り崩し、クレジットやローン決済を増やし、次に延滞率が上昇していくというシナリオだろう。

次は住宅ローン延滞による差し押さえとなり、競売へと進むが時間はかなりかかるFRB財務省がQEをするのが過去例だが、QTを実施している状態でQE出来る無いという予測は大きい。

先々の経済の変化に対応できるようになるにはインフレの鎮静化は必要です、CPIが少し下がっただけでFRBが金融政策の変更へと進むなどありえないっす。

 

それらと同時進行なのが小売業の在庫です

灰色の部分の過去のリセッションからは在庫金額が大きくなっています、インフレ進行前の在庫不足解消の発注増が影響しているので、この結果すぐにリセッションには結びつかないだろう。

在庫循環からすると

現在は②の企業が意図しない在庫増加の所から③の在庫調整期間にかかったところでしょう。

企業間格差からして、②にいるか③にいるか分からないところが経済を読みにくくしている。

という事でパウエル議長の会見で何を語るのだろうか、問題点を推察してみました。