失業とクレジットカードの支払い遅延の関係

2121年12月27日のフェドーのブログで説明してます。

https://fredblog-stlouisfed-org.translate.goog/2021/12/on-the-relationship-between-unemployment-and-late-credit-card-payments/?utm_source=series_page&utm_medium=related_content&utm_term=related_resources&utm_campaign=fredblog&_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=wapp

 

 

赤線=失業率

青線=延滞率

2008年のリーマンショックの時は失業率の急拡大と同時に延滞率も上昇した、コロナショック時はFRBは過去例を参考にコロナ緊急対応で資金供給に走ったのだから延滞率は下落したという事だろう。

 

しかし、やり過ぎたのだ。

今回はインフレを伴う経済減速(インフレ退治の為の経済破壊)をFRBは目指すのだ。

失業率の拡大前に延滞率が上昇を始めたのが確認できる、これは消費活動を押えるしか延滞率を下げる方法は無い。

インフレが伴っているので、消費はより活発に見えてしまうのだからより消費を抑えるには経済にダメージを与えるという事になる。

 

これにはFRBの匙加減だけで、様々な経済指標を見ながら順次対策(利上げ・QT)を実行して行くのだ。

 

インフレ指標が多少下げたからといってFRBが匙加減を調整すると予測するのは無謀という事です。

アメリカ人の消費を抑える(GDPに占める個人消費の割合を下げる)しか方法は無い

 

インフレが減少してCPIが下落したとしても、それは値札の値が下がっただけです

FRBが求めているのはCPI(値札価格)ではなく、実際に支払った額が少なくなる事です。

 

つまり「消費を抑える必要がある」、イフンレが鎮静化しても消費が活発だと再度インフレは増加していく事になります。

 

FRBは自身の失敗についてコメントしないだろうから、ここで書いてしまう事にする

結果的に経済を刺激しすぎてしまった!!!

コロナ緊急対策の結果、アメリカ経済は過熱しバブルとなったのだからバブルを潰す事が必要なんだ。

これはかねてからエミン氏が言っていた事です、全てがバブルとなってしまうほどの事をFRBがやってしまった(過去形)のです。

 

何度もUPしているが中央銀行は資金を出す機関では無いのです、それは財務省の役目なんだ。

何時の日からか中央銀行がQEを始めた、中央銀行なら簡単に出来るからです。

それに伴い理論付けでMMTなるブードー経済学を世に出して目くらませをした、結果無くても良いバブルを作った。

 

今回で何度目だろう、人為的にバブルを作ったが天文学的数字となってしまい歯止めが効きにくい、人類史上最大のバブルですから初めての経験となる。

 

この状態を軟着陸が可能だとか、様々にFRBを援護しているコメントを出しているのが債券ヘッジファンドである。

何時もの通り「不安があるので口が軽くなっている」ということだろう。

 

それもかなり強めに不安を感じているということと推察している。

過去例が当てはまると仮定すると、このバブルが収束するには数年の歳月は必要だろう

その過程で投資家心理は変化するだろう「強気になったり、悲観したり」それらに付き合うには大変だろう。

ポートフォリオはまだ拡大する時期では無い、バブルは崩壊してないのだから!