FTX暗号資産取引所が破綻した、既に知っているはずだから詳しくはUPしない。
株式市場は動揺しなかった、世界の99%の人は暗号資産などに興味もないだろう。
何処で使えるの・トークンて何・はたまた仕組みなどに全く興味は無いだろう。
金融工学を使い複雑な計算をして「安全性を高めた」とか、様々に良い事を羅列していたが「数式は簡単なほど美しい」とゴルゴ13では述べられていた。
しかし、経営者が顧客の資金に手を付けていたのだから安全性を語る前に失格の烙印が押されたわけだ、人づてに聞いた話だと経営者は天才級ということのようだが経営資質は落第という事のようだ。
******サドンデスは時折勃発する
時代を振り返るとリーマンショックの2年前に欧州のヘッジファンド2社が静かに営業停止したのが、始まりだった。
リーマンショック時代と同様ならアルケゴス破綻(2021年3月)から2年後の2023年にリーマンショックと同様な金融危機が来るという事だが、当時とは大きく市場にある資金量が異なる。
ロシアへの経済制裁はブーメランとなりEUは壊滅的打撃を喰らって2023年のGDP予想派マイナスです(コロナショックより悪化予想)
イギリス年金基金は破綻寸前でBOEの救済を受けマージンコールから脱却しました。
そもそも年金基金がマージンコールが発生するなど考えられない事態です。
(再度補足すると、利回り低下で運用益の捻出のためにレバレッジを掛けた取引をして担保の国債が下落して担保不足が発生したという事です、そもそも年金基金がレバレッジ運用しているなど以ての外だろうと思うがね)
中国不動産ディベロッパーの危機は中国のGDPの30%の規模です、2020年夏に中国当局が「三道紅線」(3つのレッドライン)と呼ばれる不動産融資規制を導入した事がキッカケで大きく財務が棄損している。
普通の国なら破綻しているが、中国には企業破綻という法律は無い(計画経済なので計画以外の事態はあってはならないのだ)
中国当局が破綻してOKというまでゾンビ企業として生き続ける事になる。
******中国から端を発したサドンデスは
2年を経過し、次のステージに入ったのだろう。
つまり、期間投資家は隠せないほどの損失を抱えて右往左往しているはずなんだ。
市場関係者のコメントを聞いていると、金融危機は起こらない・景気は軟着陸・暗号資産はこれからも投資対象だ。。。。
言わんでも良い事を時折聞いても無いのに発言している「不安は口を軽くする」、これはポンド売りを仕掛けた「ジョージ・ソロス」が時のBOE総裁の例え100億ポンドを使ってもポンドを守るとのコメントを聞いて「100億ポンドしか余裕が無いのだ」
と、アタックを開始したのだ、有名な話です。
いまや、有名人は「コメント」「しぐさ」「表情」の全てを解析されています、ブラフを言っているのか、真実を述べているのか、不安を抱いているのか等々全て解析に掛けられて投資としての安全性の担保として使われています。
著名人の中で信頼が厚いのがサマーズ氏であろう、常に本気のコメントという事が氏の信頼性の担保なのだ。
******脱線しました
その2年が経過する、金融危機まで発展していく過程の2年です此処からがサドンデスの恐怖という事になります。
暗号資産を取引していた投資家はほぼ破綻状態となりました、時価総額のチャートは
まだ出来高があるので終わってはいないが、出来高が減ってくれば「オワコン」ということだろう。
このブログでUPしてある通り「有益」なことは何もない、中国から資金を持ち出すには便利というくらいだろう、であったが中国当局から規制されて今では過去の遺物となっています。
もう一度振り返ると「FRBが大量の資金を供給すると同時にもてはやされた」という事からして、資金吸収窓口の使命であったのだろう。
何処の誰が「資金吸収」したのか、全く分かっていないがホクホクの所は有るだろう。
世界の金融市場では様々な事が起きています、誰も何が起こるかも分からないはずなんだが、時折「金融危機にはならない」とコメントが有る、これは正に金融危機は起きるかもというメッセージだと解釈している。
そぉ「不安が口を軽くする」のです、不安もなければ余分な事は言わないし頭の中にも無いのだから・・・・・
******金融危機(financial crisis)をグーグルトレンドで見ると
なかなかの上昇率です、このツールは使えますね。
因みにFTXは