グレートローテーションに近いが、其処までの変化ではまだない。
アメリカの中小銀行の預金は大手銀行へ・短期国債へと向かっているのは間違いない
支払い用などの預金は大手行へ、時間的余裕がある分は短期国債へと向かったのだろう
一部、財務省証券(TB)もあるが一般の方は使いにくいだろう。
******普通の事です
FRBがどの様にコメントして預金が保全されようが手間がかかるのなら先に預金先を変更する方が出るのは普通だろう。
株式市場から逃げた資金(中小銀行株)も同様になる、買われた国債は利回り低下となり値上がりする
ここ数日如実に利回り低下か表れている、
アメリカの中小銀行の破綻リスクは低下したのは間違いない。
実際には預金者が逃げ出したという事で中小銀行の破綻リスクが無くなったのではない
資金の移動だけです、アメリカの中小銀行が抱えているアセットの価格が戻りはしない資金が供給されただけの事で、引き換えにアセットが担保として取り上げられた。
それまでは流動性枯渇というリスクが続き資金が中小銀行へ供給されて初めて流動性というリスクが減ったのだ。
その資金は大手行が中小銀行へ預金したと言うのが「表向き」で報道に乗った部分なのだが、
実際はFRBの「割引窓口貸出」Discount Window Lendingで銀行へ流動性供給されたのです。
The Fed - Discount Window Lending
日本語訳を一部抜粋すると
市中へFRBから資金が提供されるわけですから、ステルスQEでしょう。
多分FRBは否定しますが「お金には色が有りません」お金にどの様な意味を持たせても供給されたという事実は同じです。
市中にあるお金の総量が増加するのですから、インフレは増大傾向となります。
その影響を防ぐ意味でも「利上げ継続」は致し方ないだろう。
報道では利上げ停止とあるが、分かっていないのであろう。
理解していて報道しているならポジショントークということだ。
仮に、利上げ停止を実行すれば、幾ばくかのタイムラグ経過でインフレに現れて来るだろう。
サマーズ元財務長官も指摘している
氏は当初からSVBの救済は必要だが、利上げの継続必要性は説いている。
頭良すぎて「嫌われる」という、難点はあるが氏の適格なコメントは参考にすべきであろう。
インフレに対して様々なコメントがインフレ当初からあったが、今さら突っ込んでも致し方ないが、多分これからも大きなミスを重ねるでしょう。
それが歴史的な金融敗退となり、初めて経済学として扱われる事になろう。
2022年11月はミンスキーモーメントのタイミングであり、その暴落が終わるには5年ほどの月日が掛かり、2027年まで世界の金融は大混乱が続くというのが管理人のシナリオです。
実際の所コロナショックを2019年と仮定すると8年という日柄となります。
リーマンショックより短いが、それだけFRBがショックにこなれた結果だろう。
FRBは自身の間違いを分析して答えを導き出している、次は同様なミスはしないであろう。
次の問題は日銀です。
降りかかる火の粉を払えるのだろうか未だに金融緩和を正しいと言い、ETFで株式を買うなどアホだとしか思えないのだが(私見)
ETF買いで日本株式市場が成長したなら世界の中央銀行も右へ倣えと我先にETF買いを始めるだろう。
もし、その様になるなら全力でアメリカ株へ突っ込むつもりだが、果たして結果は分からない。
FRBが所有しているMBSはリーマンショックの遺品です、破綻確実なサブプライムローンを寄せ集めて作った債券にAAAの格付けをして世界中に売り出したアメリカの詐欺債券をFRBが回収した、そのままほっとけば「詐欺として告発される」べき物でした。
その始末が遅々として進まない、損害をFRBが肩代わりしたのだ。
世界はそんな事は分かっている、誰も口を開かないだけのこと。
******金融経済はけっしてオープンではない
不都合な事実は隠され、〇エレン氏は嘘つきである。
正直にヅケヅケと言うサマーズ氏は嫌われるのだ、不都合な事実を突きつけるしね。
これから。更に不都合な事実が暴かれる隠し続けたリスクが隠し切れなくなるはずだ
そして、サドンデスとなる。
突如として現れるからサドンデスなんだが、過去の記憶からそろそろなのは察しが付くのでブログで取り上げる。
怪しそうだな、と感じたらサドンデスを唐突に書くのだ。
あたる確立などありゃしない「感」なんだから。