FOMC通過

0.75%の利上げの精査はこれから、日米市場の反応はあせってはいけません。

日本市場の上昇は「空売り」の買い戻しです。

https://nikkei225jp.com/data/karauri.php

チャートで見た方が分かり易い

 

******アメリカ市場はどのようにFOMCの結果を相場に反映していくか

シナリオは幾つかありますが、QTを何処で始めるかFRBの対応が口先だけなのが欠点です。

利上げだけで対応してQTは先延ばしという事もありうる、ヒョットすると利上げでお茶を濁して(見えなくするという意味で誤魔化すという事です)時間稼ぎという手段に出たのかも!!!!

 

******FRBは最大のミスジャッジをしたのかも?

利上げを急いで、「利下げの幅を稼ぐ」という手段はFRBの描いたシナリオ通りなら

良い手段と言えますが「目論見通りにインフレの沈静化」するかも分からないのが現状です。

FRBのツールがアメリカの景気予測に有っていない状態で更にそのツールをたたき台として利上げ幅を上げたという事で、FRBを読んでみました。

 

第12代FRB議長ポール・ボルカー氏はインフレファイターとして任命されてアメリカのしつこいインフレを断ち切りました。

この時期と比べて市場にある資金量が異なります「利上げ」ではインフレが終息しない恐れが大きいのです。

 

今回のインフレの原因に対して様々な見解がエコノミスト(経済学者)からコメントされています。

その中で一番指摘が少ないのが「供給した資金量」という事です、管理人はこれこそインフレの元凶だと見ているのですが、エコノミストはMMT理論擁護の立場から「資金量」には目を瞑っています。

 

という事でQTを実施しなければインフレの鎮静化は時間がかかると予想しています。

まぁ、現代に行う金融社会実験ですから日本も同様で黒田総裁のシツコイ金融緩和の出口では苦労すると思います。

 

日本の先々を考えるとこれほど長期な金融緩和は間違いだろう、と世の中ではそろそろ気が付いているようですね。

 

金融社会実験は2年~4年して効果が出なかったら、止めるのが当たり前でしょう10年も続けて効果を確認出来ない金融緩和は次の総裁にバトンタッチする前に中止すべきでしょう。

次の総裁に「下駄を預ける」など大間違いですがね。