これで分かっただろう

FRBはテーパリングなど眼中にない!

利上げ+テーパリングを同時実施での市場へ与える影響が分からないのだ。

利上げで対応し、足りなければテーパリングを実施というシナリオなんだろう。

テーパリングの怖さを市場へ与える為にだけお茶を濁しただけという事なんだろう。

 

******別角度から

話を遡り、MMTというブードー経済学が有る日突然に市場に出て来た。

FRBが市場へ資金供給の反対意見を封じる為だけのブードー経済学でした、理論的騒動を引き起こしている間に資金を供給してしまえば何ら問題なく可能なんだ。

だが、ここでテーパリングを実施してしまえば過去の否定ということになる。

オオカミ少年的相場操作」と名付けてもよいだろう。

金利の上下は中央銀行の通常の仕事です、資金にまで及ぶ操作は異常という事なんだ。

 

******結論としては

FRBが利上げだけでインフレ退治が出来たなら、売り方は大急ぎで買い戻しをしなければならない。

その判断で迷う所ですが、インフレが利上げだけで収束した事など過去には無かったし時間的に数ケ月で終息への道筋が見えた事もありませんでした(記憶の中では)

 

インフレにも波があります、先行する食品・エネルギーなどで遅れて影響が出るのは企業決算です。

これらの波は常に相手があり国際社会からの影響もうけるのですCPIひとつで論じられるほど簡単ではないんだ。

アメリカ+世界のインフレはこれから数年の日柄で幾つかの波(循環)を経て収束していく事になるだろうが、2%という目標が正しいのかも分からない。

お題目のような物だと理解しているのが正解だろう。

 

******40年の緩和の最終段階からの反転の結果が

インフレという事だとしたら、数ケ月でインフレ収束が見える経済事象はブラフだとも言える。

目先にぶら下がるも投資家の選択の一つだろうし、やり過ごすのも戦略である。

長期のダウチャートは

管理人の感想は「これで済まそうなんて」ということなんだが、投資家により様々な見方があるだろう、直感的に感じたのが「ほぼ正しい」のは演繹法(えんえきほう)では普通のことです。

女性の直感と同じだね。

 

帰納法では「複数のある経済事象から結論を導く」のだが、多くの事象(データや傾向・バターン分析は)推論的に正しいような気がするが、程よく間違うのです。

つまりデータの信頼性や市場のメッセージの受け取り方で推論値が変わってしまうのです。

よくよく考えるより直感が正しいのはよくある事で、何時も書いている「最後の決断は衝動」だということだね。