サドンデス、リスク

避けられないリスクとして何度もUPしているが、読んだ後は忘れてしまうので何度もUPを続ける、折に触れ・事例を挙げてだね。

 

FTXの破綻は市場は通り過ぎたリスクとしているが、「勝手なもんだ」と常々思ってる。

セルサイドからは何時までも引きずっていては株を買ってもらえないので無視をするが良い材料なら何度も話題に乗せる。

買い方は酷い目に合っても「恥」だとして言いふらす事はない、そして新たな被害者を作る事になる。

 

こんなことでは健全な市場は生まれない(市場が健全である必要は無いのかも)、という事でリスク管理的発想からバブル崩壊のリスクの何度目かをUPする。

 

******市場がWボトムや

トリプルボトム・底練りをする理由は既にUPしている、もう一度書くと市場は都合の悪い事はひた隠しにするのだ。

そしてサドンデスとなる、これを事前に知る手立ては無い引っかからないようにするには「Wボトムやトリプルボトム・底練り」をして炙り出す作業が必要になる。

 

過去、これが無かったのはコロナショック後の市場崩壊からの戻り相場だけである。

FRBがなんでも買う!

との賜ったからでした、しかし今回のFRBは買う為の資金を供給できない!

コロナショックで天文学的な資金を放出してインフレとなってしまったからなんだ。

 

市場にどの位の資金が残っているか知る術は無い、さらに何処が破綻するかも分からない。

投資家がどの様なポートフォリオを持っているか分からないのだから投資家の疑心暗鬼を解消する方法は無い。

投資家の破綻から金融危機へと発展するかも分からない、どの様な経緯で金融危機となったかなど過去の事で参考にもならない。

 

分からない尽くして、出来る事は炙り出すしか方法はないのだ。

 

******市場には様々な投資家がいる

資金量的・投資スキルの差はでかい、気の早い向きは買いダ!とかフルポジ!だとか騒いでいる。

過去の経験値が低いのは間違いないだろうが、市場には様々な投資先があるのだから大当たりする投資家も居るだろう。

大儲けした投資家は「大騒ぎする」損失を出した投資家は「沈黙する」の真反対の事となる。

これらの全てが集まり相場を形成しているのだが、唯一の真実は生き残った投資家が次のチャンスに向き合えるということなんだ。

 

******これからが市場が震撼する事態となる

市場のこれからを過去例と合わせて説明しているのが第一生命経済研究所のツイートで

アメリカ、FRBは利上げペース減速へ ~しかし利上げペース減速は引締めプロセス終了ではない~ | 佐久間 啓 | 第一生命経済研究所

抜粋すると

経済減速前には「10年債利回り-2年債利回り」がマイナスとなったあと必ず経済減速となっている。

経済減速の期間と深さは、マイナス期間の長さと深さに相関が多少はある。

多少といったのはFRBの対策と効果が市場にどのような影響かはそのタイミングによるからなんだ。

マイナス金利から正常化する過程で経済は減速する、それは様々な経済対策(企業の在庫処分なども)の結果なんだが

そして、その時期を予想しているサイトなどは数多あり大方が2023年後半としているのだ。

確かにチャートからはそのように見えるのだが、正解かは分からない。

サドンデスは突然現れるのだからサドンデスなんだ!

投資資金が潤沢ならサドンデスも使い方によっては安く買えるのだが資金的に余裕が無ければ被害を受けるだけとなる。

 

買いのタイミングを計るのは厄介なんだ、経済を予想し・ザドンデスを炙り出し・FRBの金融政策と効果を勘案しリスクを取らなければリターンも無い。

これらを理論的に説明する機関もないのだ、金儲けを教えてくれる所などありゃしない

分かるなら自分で儲ける、人になど教えない。

「毎日僅かな時間で儲かる」など、あるなら自分で投資するはずなんだ。

欲と恐怖が相場の原動力だが無知はそれを増大する、バブルは大金持ちを作るが短時間に没落していく、時代の寵児も何故か短時間しか持たない。

 

途中で満足するという事が出来ないのだろうか不思議な現象です。

 

*****金融緩和の弊害は大きい

一国の経済を潤すほどの金融緩和は貧富の差を生み出し、実際にはマイナスを喰らう人々も出る事となる。

この事実は黙認される、声が小さいからなんだ。

自由経済の弊害だが、アメリカは金持ちが支えていると誤解している特権階級の社会です。

何時の日か是正されるとは思うが管理人の人生では無理だろう、まだまだ特権階級が幅を利かしていくことだろう。

ということで、オコボレを期待している(情けないかも)

 

相場はベアマーケットとなっている(弱気の中の株価上昇)何時まで続くかは買い方次第です、根拠など無いと思っている

 

今は相場なんだ、「買い➤売」の構造で上昇しているだけで何時反転するか反転して

「売り➤買い」となれば下落する。

金融理論も金利も関係ない事態となった。

 

******アメリカ経済は確実にリセッションとなる

欧州は既にリセッションとなっている、それも過去最悪のリセッションです。

 

ロシアからの原油輸入停止の代替はほぼ無い(アメリカ頼みでNATO全面協力だけ)

OPEC+は減産を決定し、ロシアと協力体制を取ったようだバイデン大統領のサウジ訪問の失態でサウジはアメリカへ面従腹背のようだ。

更にだがロ・ウ戦争が激化するだろうNATOはより反ロシア強力を組み欧州経済はリセッションの負荷と幅が拡大となる。

 

ロシアは数週間ほどで攻撃をウクライナと周辺協力国(武器・食料輸送経路)へと拡大すると予想されている。

これが実施されたら欧州経済は破壊的状態となる、今は冬に突入した所ですプーチンの戦略が実行されると国際政治家は兼ねてから予想しているのです。

 

日本のメディアでは読売新聞オンラインが伝えている

【随時更新】ロシア軍、ウクライナを侵略…最新ニュース・速報まとめ : 読売新聞オンライン

この予想は数ケ月前から伝えられているが日本では全く報道されてなかった、温めていた内容です。

 

今週はパウエル議長講演など、重要なタイミングとなります

予定日を含めてロイターが伝えています

NYの視点:【今週の注目イベント】パウエルFRB議長講演、米11月ISM製造業、雇用統計、PCEコアデフレーターなど | ロイター

 

中国の経済指標で「財新」の出す指標は使えます、普通なら国家統計局の出す指標と異なる指標を出せば逮捕される事もあるのだが、「財新」が無ければ中国経済の何も分からないということで、重宝されているということだ。

 

******アメリカ企業在庫

11月17日のブログで企業在庫をUPした。

https://okoze2019.hatenablog.com/entry/2022/11/17/084800

企業在庫でかなり大まかな統計となっている、小売り企業など細かく在庫循環のどの時点にいるかが、これからの経済の重要な部分です。

 

現在、経済指標待ちです。

ブラックフライデーの小売りセクターやネット販売の状況も注目されてますが、まだ速報はありません。

 

******世界は異常気象となっている

NY州は大雪にみまわれ、ヨーロッパ東部は大雨で大規模浸水、中央アジアの一部は渇水で離村となった。

 

これら天変地異もサドンデスの一部です、日本は地震大国ですが大陸では無いので異常気象の大きさを感覚的には分かって無い。

アメリカのミシシッピー川が干上がり水上輸送が困難になりつつある状況とかも知らないだろう、ディゼル燃料の枯渇とあわせてアメリカの輸送はこれから大きく変化するはずだ。

news.yahoo.co.jp

 

******ネットフリックス株の暴落

この報道を待っていたのだが、ダイユモンドオンラインのニュースが一番よいようだ

株価急落のNetflix、サブスクリプションモデルが曲がり角を迎えたワケ | 企業サバイバル最前線 | ダイヤモンド・オンライン

 

アメリカでも様々に分析されているが、ダイヤモンドオンラインがほぼ書ききっている

株価は底を打ったように見える

一つダイヤモンドオンラインに加えると

サブスクが株式市場で注目を浴びたのが期限切れとなったのを加えたらほぼ全てだろう

 

金余り現象で一時的に暴騰した銘柄の一つがネットフリックスであろう、ロシアからの撤退も企業利益減少となるがこれほどの暴落へは繋がらない。

暴落の前にあった暴騰が問題の大きさを表しているのだろう、これら全て(アマゾンなどの株価)は金余り現象が引き起こしたのだ。

 

FRBの大失態ということだ、大暴落も予想されるのも大暴騰があったからなんだろう

誰しもが理解出来るところなのだ、これを「無しにするにはなにをどうしたら良いか」

の答えは何処にも無い(まだを加えておこう)