ローレンス・サマーズ氏のツイッターから

Almost never does high inflation come down fast. Today's consensus view that inflation will come way down is, as this figure from Jim Reid at Deutsche illustrates, outside the range of normal historical experience.

グーグル先生が翻訳して

高インフレが急速に低下することはほとんどありません。 ドイツのジム・リード氏のこの数字が示すように、インフレ率が大幅に低下するという今日のコンセンサスは、通常の歴史的経験の範囲外です。

青線がインフレの中央値で、水色の範囲が上下に50%の範囲です

この水色の部分がブルームバーグコンセンサスという事です。

赤線(破線)が現在のアメリカサイクル

黒線(破線)がユーロサイクル

このツイートは10月27日です。

 

******インフレの経験値からし

経験当時は金融工学など皆無でしたし、統計集計などが無い時代でした。

確かな所は数字・チャートで視覚的に見えるのはよいことでしょうが忘れている重大事項があります。

インフレが低下(対前月・対前年比)したとしても、価格が元に戻るわけでは無い。

人々は高い価格帯を押し付けられたままという事なんです、その高価格が有る程度安い価格になるにはリセッションが必要なのです。

 

つまり、株価が上昇しリセッションが始まるというのは理に合わない経済となります。

仮にそのような世界があるとすれば「市場経済」と「実物経済」の乖離が進み、何時かは破裂します。

 

今の株式市場は強欲でそれらを押し付けようとしているわけです、市場にお金がジャブジャブとなっているのが原因なのですが、溶けて無くなるまでは強欲市場の考え方は続くのでしょう。

 

******株式市場では

岩が浮、枯れ葉が沈む現象は希に起きます。

全て強欲から生まれる現象ですが、これが起きると先々の経済が変調するのです。

貧民とお金持ちの差が原因ですが、お金持ちは人口比で少数派ですが資産規模は全体の90%を占めるのです。

この差が更に拡大すると、相場は大きく棄損して元鞘に収まります。

 

歴史はこれを繰り返してきたのは事実です。