https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71854
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行き過ぎた円安が原因だと多くの人は理解しています、これは日本独自の要因で過去の日銀の金融政策が原因である事は間違いない。
非伝統的金融政策を掲げて日銀総裁に就任し、円売りを続けて来た結果であろう。
歴史とは「容赦ない」のだ、如何に天才で有ったとしても将来を見通すことは出来ない
非伝統的金融緩和は日本がデフレ脱却効果を見出す事もなく、終了しなくてはならいだろう残り6ケ月に何が出来よう!
******非伝統的金融緩和を終了すれば
過去の遺物が終わるわけでは無い、今まで薄めて来た「円」はその巻き戻しが始まれば途方もない「円高」も有りうる。
それはインフレを鎮静化する為の手段が中央銀行には「利上げ」「金融引き締め」という手段以外ほとんど無いという事が、市場ではやっと理解されてきたのだ。
ある程度経済を理解し、過去のインフレを経験していれば簡単な事なのだが。。。。
何度もUPするがイエレン財務長官がインフレに対抗する手段は有る!
記者会見で断言したが、そのコメントに突っ込んだ質問さえ出来ない記者は正に「経験不足」であったのだろう。
インフレを経験したことが無ければ、インフレについて学ぶ事もしない必要無いからなんだ、付け焼刃で学べるほどインフレは簡単な経済事象では無い。
******日銀の非伝統的金融緩和の実際のオペは
「株を買い、国債を買う」だけである。
@株を買えば株価は上昇する。
@債権を買えば金利は低下する。
何方も中止すれば株価は下がり、金利は上昇する。。。当たの前の事
日銀は先に株を買うのを中止した、当然株価は低迷したまま。
次は債券買いを中止する番なんだが、未だに買い続けている。
債券額面(100万円だとしたら)=「(金利分)+(債券分)」で100万円
金利ゼロなら債券価格が100万円ということです。
金利が上昇して2%で有れば(金利分2万円)+(債券価格98万円)という事になります
金利上昇すると債券が下落するという事ですね。
つまり、日銀が国債買いを中止すると金利が急上昇して債券価格が下落します。
時価会計していると持ち分の債券価格も下落して損失を計上しなくてはなりません。
という事でに日銀が債務超過となります、実際には簿価会計をしているので表向き債務超過にはなりませんが(債券は満期まで保有していれば最初に決めて有る債券価格です)
簿価会計している先進国の中央銀行は日銀だけのはず(他の中央銀行については??)
日本がインフレとなり、金利上昇となれば債券価格は下落します。
同時に、過去の非伝統的金融緩和で金利ゼロで「円」を手に入れた投資家は返済後の借り換えには金利が付いてきます(長くても2年、金利が不安定になると6ケ月ほど)
ほとんどの投資家は借り換えして(ロールオーバー)「円」を借り続けていますので
借り換えの金利上昇によっては返済の動きが出ます、当然円をドルに換えて運用していますから返済時はドル売り円買いの流れとなり「円高」方向の動きになります。
円が、より円高方向と成り易く円を借りている機関投資家は円高になる前に円を返す動きが活発化します。
この流れが過去の強烈な円高を生み出したのです。
******黒田日銀総裁は
円をより沢山供給することで円を薄めて「円安」を主導しています、中止することが出来ないのですが、そこへ世界的なインフレが襲ってきているのです。
発端はコロナ緊急融資でドルを急激に供給したのが要因でした、しかし各国中央銀行は
マネーサプライとインフレの因果関係を否定しています、それがMMT理論なんですが
そもそも、お金を急激に供給した当たりからMMT理論が出て来たのが不思議ですよね。
世間を騙すシナリオを暴いたとしても、既にインフレとなり役に立ちません。
日銀がこのまま円を供給し続けて、日本経済の行方は?????
未来の事は「神のみぞ知る」ということで、有りうる方向は幾つか考えられます。
@円が暴落してハイパーインフレとなる
@インフレはある程度進行するがハイパーインフレにはならないが輸入物価の高騰は止まらずに不況が襲って来る
@デフレと物価上昇で「スタグフレーション」となり株式市場は崩壊する
@世界的インフレは止まらない、世界同時不況となりデフォルト国家が増加する
@日本はインフレとなるがデフレと相殺されて、落ち着いた物価上昇となるが日本経済は底を這う事になる。
幾つかのシナリオがあります、神以外には知る術が有りません。
******ここの所、日本株は安泰だとか
様々な所で日本株擁護のコメントが出ています、ほぼ社畜のアナリスト達で最悪だったのが中国経済は復活しアメリカがその恩恵でアメリカ経済が世界経済を牽引する。
とんでも理論の展開もありました、2022年秋には3万円の日経平均で年末には3.5万円の日経平均だとかね。
これからの相場を見て、UPしましょう楽しみだぁ!!
******此処から先の日本株は
市場の7割を占めている外資の動向以外には有りません、という事で
投資主体別売買動向がメインとなりますが、集計が遅れるので目先の動向は無理です
https://nikkei225jp.com/data/shutai.php
売買りタイミングは信用評価損益率と騰落レシオだね