天然ガスの高騰はロシア産に戦争プレミアムが加算されているのは理解できます。
アメリカ株にも戦争リスク分がマイナスで加算されていますが、これを見るには
VIX指数しかありません。
アメリカは休場してますから、見えるのは日本と欧州だけです。
欧州は間近の戦争の為にVSTOXX指数が大きく上昇しています。
******この戦争で米ロ対決は
バイデン大統領にとっては中間選挙の死活問題となりますが経済的には「問題無し」です、ロシアの持っている資源はアメリカも持っているのです。
大問題はドイツでして、原発廃止を打ち出した後に発電用天然ガスが窮地に立たされました。発電用化石燃料から資源的に転換できるエネルギーは原子力しか現在はありません。
天然ガスの組成には炭素が有りませんので、脱炭素には最適でしょうが供給的に政治的背景が問題です。
先を見据えて原発廃止を打ち出したドイツは個人的には尊敬できますが、実際は不可能に近いのではないでしょうか、未来のエネルギー「核融合」も日本では頓挫していますし、化石燃料を全廃出来るのか疑心暗鬼です。
ロシア産天然ガスに頼っている欧州の現在は予想通りの厳冬です、ガスが止まれば凍死者も出ます、アメリカの強硬姿勢は歓迎はされていないのですが報道はアメリカよりです。
先にUPしたウクライナには親ロシア国民はかなりの数存在しています、これに報道は日の目を当てていないのですね。
これでは紛争の中身を報道では無いでしょう、紙面が限られているとは言え肝心な部分が無いのは問題です。
VSTOXX指数の上昇は戦争リスクで上昇しているのです、日経VIの上昇が少ないのに日経平均の下落が大きいのは、米ロ対立が安定すると戻るのではないか?
ロシア不利と多く報道されていますが、このリスクが収まらないと結果は分かりません
決定的な事は欧州はロシア以外から天然ガスの供給を受けるには長い月日が必要だという事です。
さらにバイデンが大見えを切ったNS2(パイプライン)を稼働させないのは現実的に不可能です。
天然ガスをアメリカが供給できないのですから、誰が何処から供給してくれるのでしょうか、まさに「バイデンブラフ」でしか無い。
ボケ倒していると言われているのは事実なのね余計に問題をデカクしているだけです。
さて化石燃料価格の行方を占う動画です。