欧州のインフレは凄い事になっている、止める方法は無い。
ロシアはノルドストリーム1のメンテナンス中で天然ガスをストップしている。
ロシアはノルドストリーム2を使用すれば問題は解決すると提案してるが、ドイツは反対をしている。
ロシア国営ガス大手のガスプロムは8月30日、フランスのエネルギー大手エンジーに対し、天然ガスの供給を9月1日から停止すると通告した。 エンジー側の料金未払いが原因としている。
日本のメディアはロシア産天然ガスの売却先が無く「燃やしている」と報道している。
まったくの「嘘」です、ロシアから中国へのパイプラインは2019年末に完成している、今ロシア産の天然ガス(ガスプロム経由)は中国への販売量が160%以上と増加している。
裏の取れないニュースだと「中国はLNGとして再販しているようだ」とある。
では、何故に「燃やしている」といわれたのか?
PLの点検の為だろうと言われている、日本のメディアは勘違いしたのだろう。
******ロシアから中国へのPLは
前からあったサハリンからハバロスク経由でウラジオストクへのPLとヤクーツク近辺のガス田を繋いだ「シベリアの力」(パワー・オブ・シベリア)、「シベリアからの力の方が日本語的かも」というパイプライン(PL)が既に完成して中国へと伸びた。
これが既に供給開始されている、
これらからの販売量増加によりガスプロム社の決算は過去最高売り上げ+過去最高利益を出した配当も復活した。
さらに、イランとガスプロムは400億ドルのガスディールに調印している。
この400億ドルはサウスパルガス田の開発を行うという事で、両国と仲の良い中国向けの天然ガスという事になる。
ガスプロムとしては欧州の人口より膨大な14億人の中国へ目先を変えたという事だろう
これらから推察される事はEUはロシア産天然ガスの利権を放棄させられたと言う事だろう。
日本流に言えば「他を当たってくれ」ということなんだ(By銀バエ)
サウジにある「キングダムHD」(アルワリード・ビン・タラール)はガスプロムへ投資したという報道されている。
やはり中国という販売先の魅力は捨てい難いだろう。
世界は「東西冷戦」という方向へ舵を切ったのは間違いない。
******天然ガスは
埋蔵量が分かっていない、近代になって開発されたので地球上にある資源のなかでは有力な資源です、燃やすにも技術も必要なく排ガスから得られる資源の再利用も簡単で大気汚染も少なく、設備費も安価という大きな利点がある。
こんな事は分かり切った事で、世界の国は欧州がこれらの権益を手放すとは思っても居なかった事なんだ(欧州域内にはPLの敷設が終わっているのだから)
それを手放したとあれば、西側以外の国はもろ手を挙げて喜ぶ勝手に放棄したのだから文句を言われない。
PLの敷設は費用的には何の問題もない、地政学的の問題さえなければ敷設は簡単なんだ。
中国が世界一の鉄鋼生産量を誇りPLの一大生産を開始すると憶測されている。
PLの敷設には中国人民の労働力は欠かせない、全て揃っている(人・物・お金・技術)のだから投資先としては最大案件なんだ、中東の投資会社が見逃すはずはない。
今、世界のお金は原油価格暴騰で中東へと集まっている状態なんだから。。。。。
中東各国は脱石油で2050年当たりから原油販売に苦慮すると見ているが、原油に変わる化石燃料が天然ガスである。
「開発+販売先+提携先」と関係を築いていくには絶好のチャンスだろう、よくよく言われる「グレートリセット」でしょう。
この流れに乗り遅れたら次の世代はエネルギーに苦慮するだろう、有りもしない「安全神話」をプロバガンタで作り上げて大事故を起こした日本の原発は岸田首相は再挑戦すると宣う。
世界の流れに逆らいガラパゴス国家として生きていけるかどうか再点検する必要はあるだろう。