FOMC

[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は16─17日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の据え置きと国債などを買い入れる量的緩和の継続を全会一致で決定し、景気支援に向けあらゆる手段を行使する姿勢を改めて表明した。同時に、新型コロナウイルス感染拡大が収束に向かうに従い、今年の米経済成長率とインフレは大きく上昇するとの見方を示した。

 

******日本市場はVIX指数の低下を好感

1552は踏み下げられました、米経済に供給された1.9兆ドルのお金は、米経済を押し上げると好感されています。

 

******FRB実体経済の減速は続いて

離職者数が約1000万人存在しているという現実を直視

していて、底辺に属している米国民の救済のためには

インフレの拡大は直視しない方向だと理解できます。

 

ドル円は米インフレ拡大に伴い、上昇方向はしばらく続きます。

前日にUPした米10年債利回りの上昇に伴い円は下落する方向でしょう。

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通貨インデックスでJPY(円)が下落し続けているのが確認できます。

つぎにNY市場が大きく下落するまではこのモーメントは続くのでしょう。

S&500とMACDのチャート

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ここ1年ほどMACDのテクニカルチャートが程よく適合しています。

S&P500がコロナショック前に戻った後の下落幅が少ないので、次の調整エネルギーは溜まっていると見てます。

米経済指標、テクニカル分析などほとんどの分析結果が同じ方向を向き始めました。

市場経済がピークに近いという結果が過去には多かった、必ずではないがほぼ近い。

気の早い米投資家の一部の方はショートを建て始める頃です。

しかし、日米ともに資金参入の投資家はロング一辺倒なのです、それ故に今回は相場が崩れにくい。

今の現況は現金はほぼ出払って、信用で買っていく状態なのでしょう。

次に相場が崩れ始めて、信用評価損が増え始めた当たりから相場の雲行きが怪しくなるでしょう。

 

米市場の活況を判断するVIX指数はヘッジ(下落に備える)をする程度(オプションの取引)を数字で表しています、その数字が通常は20を境目(閾値)としてますが、相場が活況の時にはもっと下がりVIX指数で17近辺というのを昨日紹介しました。

過去最低は10を切りましたが、政治的安定が必要ですので現状ではありえないです。

 

米株式市場はまだ快進撃が続くのでしょう。

 

******東証が発表している信用取引評価損益率

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過去にはほとんど無かったほどの良い結果です、信用買いが高利益をもたらしています。

この状態だと投資家のマインドはイケイケどんどんでしょう。

まさか+にはならないと思いますが、なったとしたら

管理人の経験の中で二回目です。

この高揚感を制御出来ない投資家が信用買い残を野放図に積み上げていき、二進も三進もいかない状態に追い込まれなくては市場は崩壊しません。

 

投資の極意みたいなものですが、相手が自滅するのを待つということですね。

そして、最後に止めを刺す。

買い方は持ち株を放り投げる、それを美味しく頂くという戦略です。

 

ただ待っているのでは無く、その時を予測し崩壊に至る過程を綴るのです。

 

その次の崩壊へのシナリオを探る為です。