16日、ドイツのショルツ首相は中國訪問し習近平主席・李強首相と会談した。
中國メディアは、中独は良好な関係で両首脳の会談は充実した内容と報道をしている。
イエレン氏も中國へ訪問しており、報道は「中國の過剰生産」に言及しているがG7諸国は「デフレ経済」へ陥る事を心配しているのであろう。
インフレ経済の終わり近くは「需給ギャップ」が悪化する、価格高騰で需要が減少し物が売れない(需要減退)→生産過剰(必然的)→価格下落→デフレ経済
このような流れとなるので、それを助長する過剰生産はデフレを早めることに繋がる。
更に、大国の中國が過剰生産を続けると他国の製造業は壊滅的被害となる。
ドイツ首相は「話し合い」に訪中したのは間違いないだろう。
しかし、自由経済においては「競争相手を叩き潰す」のは普通の事で中國とすれば「此処がチャンス」なのです、次に中國製造が世界を席巻する為のチャンスでしょう。
製造業の競争は「技術開発」・「価格」が中心で中國が秀でている価格体系を米独は心配しているのです。
現在、イスラエルの技術者が国を去ってます様々な国が好条件で引き抜きをして中でも中國はフロント企業を生かして「特別条件」で引き抜き合戦を展開しています。
******豊後水道の地震
M6.4はM6.6へ変更となり地震の規模は約2倍となりました。
全文は
https://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/gaiyo2024_03.pdf
これらの収支は日本のビジネスモデルが決定的に弱っている→「円」が弱い
という結果です。
英国は経済の川上である生産者物価指数はすでに「デフレ」状態です。
イギリス経済の要である「ポンド」はドル以前の基軸通貨でした、第二次大戦の戦費の為に擦りすぎて価値を自ら放棄した通貨と言われてます、そもそも債務が次の債務膨張の要で「経済規模」の元です。
つまり借金が経済規模の要と言えば分かりやすい、しかし限度があり(当たり前)逸脱した借金で英国の首が回らなくなったために基軸通貨の地位から陥落した。
基軸通貨の地位を失っても英国経済は「借金が経済を回している」、インフレが経済を支えているのだが、経済の川上からデフレへと変化しているのが見えている。
ECBは利下げに動くだろう、ユーロ圏はインフレが終息しこのままではデフレ経済となる。
だだし、中東リスクはEU圏のサプライチェーンの混乱となるだろう。
需給は崩れる、欧州は地理的にはアメリカが近く東南アジアは緯度的に遠い。
アメリカ経済が変調寸前で、此れに中東リスクが加わればEU経済は域内で生き残るしかなくなる、つまり牽引役がなくなるのだ。
ECBは難しい選択を突き付けられることになる。