日本銀行の植田和男総裁が8日、日銀が物価上昇率見通しの“上方修正”をくり返していることについて、「見通しに誤りがあったことは認めざるを得ない」と、間違いを認めた
******日銀の「展望リポート」は3カ月に1度
3カ月先も分からないのか、お偉い日銀がと一般の人は思うだろう。
未来の事など、普通の人は分からないが当たり前で「神」と「予言者」(存在すればの事だが)だけしか分からない。
******内閣府のホームページでは
「日本経済は、緩やかなデフレの状態にある」と未だに定義しているのです。
日銀と大きく異なるわけにはいかないのでしょう、所謂「すり合わせ」の結果だろうが
これだけ末端の物価が上昇しているのにも関わらず「デフレ」とはね。。。
そもそも黒田元日銀総裁の日本のインフレ見通しは
「会議後の記者会見で黒田総裁は日本のインフレ率について、2023年度半ばに2%未満に低下する可能性が高いと指摘。 賃金上昇ペースが加速しなければ、24年度は2%を下回った状態が続くと予想した。 黒田氏は「2%の物価安定目標の持続的、安定的実現を目指して、金融緩和を継続するということを説明した」
週刊現代はこんな記事を書いている
二桁年の間、続けた日銀の金融政策である。
意地でも、金融緩和を続けるであろう。。。と予測する。
******金融政策を変更して
「緩和終了、、、利上げ」など不可能で、日銀が債務超過となり中央銀行としての地位が吹っ飛ぶことになる。
日銀の決算は「簿価会計」ですから、表向き債務超過にはなりません。
しかし、先進国の中央銀行で「簿価会計」など他にはありませんので世界の目は「債務超過」と映るのは普通の事でしょう。
「政府+日銀」は日本が3%を超えるインフレになっては不都合なのです、2%のインフレを目指して金融緩和を続けてきたが2%を達成できないと踏んでの事で2%以上のインフレなど予定も希望もしてなどいません。
それ故に「日銀が物価上昇率見通しの“上方修正”をくり返すのです」
しかし、中央銀行でも経済をコントロールなど出来やしない明日の事も分かるはずもない。
今日の続きに明日があると、勝手に思っているだけです。
******お金が無ければインフレにはなりません
これは、真実です。
二桁年の間、金融緩和を続けたなら何時かインフレになるでしょう「それが今」です
お金の量が増えれば「価値が下がる」当たり前に円安になります。
円安を止めるには「緩和を終了して、金利を上げる」簡単な事です。
でも、実行したら日本経済は立ち行かないだろうから出来ないのだ。
ジレンマに落ちたが、方法は無い。
日銀が恥をかかずに済む方法は日本独自にはありません、アメリカがリセッションとなり世界経済が大きく棄損したときに、「しれっと」緩和の巻き戻しが出来るかもしれませんね。
緩和して海外へ逃避した緩和資金が「勝手に帰ってきた」という事にするだけです。
恐ろしい円高になるだろうが、日本経済が沈めば日本売りで円安に戻るだろう。
******混沌とした世界経済は
中東の国々に握られているのは間違いない、「エネルギー」を制するものが世界を牛耳っているのだから、それは中東諸国です。
NATOがロシアへ戦争を仕掛けて、ロシア産のエネルギーを世界経済から排除しようとした結果、残るは「中東」「中央アジア」「ベネズエラの南アメリカ」となった。
G7のカナダと豪州がエネルギーに余裕はあるが、とても足りない。
そこへ、イスラエルが戦争を始めて「イスラム諸国」「アラブ諸国」と対立を深めてしまったアメリカは「大きく揺れる」ことになったのです。
更に戦争を拡大すればアメリカ経済は持ちません、今でもお金が足りずにアメリカ国債を乱発しているのですから。
アメリカのインフレは加速してしまうだろう。
Fedは利上げを再開するしかない、確実にアメリカ経済は棄損するそしてアメリカ国債に頼ればアメリカ国債の暴落となる。
「イスラム諸国」「アラブ諸国」にはチャンスです、ドルの呪縛から逃れるにはね。
それだけのイニシアチブ(主導権)を取るだけの覚悟が必要ですが、其処が読めない部分です。
次のシナリオは「ありません、各国が模索状態なんです」
しかし、日本は極東の小国となり下がり「円」などだれも気に留めてない。
ただ只管、ODAの援助を続けて行くのが正解だろう。
第三諸国が次の世界のリーダーとなった時に「日本」が浮かぶ時が来ると信じて。