経済指標

調査月の翌々月下旬に発表されるのだが、調査データは「住宅ローン専門の政府系金融機関ファニーメイフレディマック」から、住宅ローンの提供を受けたもしくは保証された一戸建て住宅が対象となる。

今回のデータは2022年10月のデータとなるのだ、遅行指数です。

 

******住宅関連のデータで

ローン関連のデータは集計した段階で数ケ月遅れであり、ローン滞納から差し押さえまでは更に6ケ月から12ケ月後となります。

経済に与える影響は既に出ていたとしても、指標として確認するには遅すぎるということです。

自動車ローンは滞納から差し押さえまで2~3ケ月と早いので指標として確認するには良いでしょう。

 

ローンを取り扱う銀行から見れば、金利動向や支払い不安が生じた段階でローン契約を中止では対応的には遅すぎます、リーマンショックなどの経験から銀行の住宅ローンはかなり早い段階で審査中止をしているのが現状です。

審査の受付を中止すると問題が大きいので、処理はするがほぼ審査は通りません。

ということで、これから出て来る住宅指標は取引そのものに信憑性が疑われます。

アメリカで住宅ローンを積極的に受け入れていた銀行(ウ@銀行)は既にローンの取り扱い一度停止という情報があり(信憑性は大きい)ます。

今までのローンは既に債券化されて(MBS)市場で売却されてます、これらのMBSがデフォルトとすれば、コロナバブルで組成されたMBSリーマンショック以上の混乱となる可能性は大きい、アメリカ経済の行方と相まってMBSの先行きを確定出来ない難しさはあるのだが、なにせ不確定要素が多すぎて先行きは全く分かりません。

 

これらの情報の源は「銀行」がデフォルトの引き当てを増やしている現状から推察されている事です。

では、引き当てを増やしたので大丈夫だろうとはなりません、そもそもどれほどデフォルトとなるのかも分からないので銀行も十分なのか不足しているのかも分からないということです。