経済指標

米国の製造業・卸売業・小売業の3業種について、耐久財と非耐久財に分けて在庫水準(在庫循環状況)を集計した指標で在庫量ではない。

在庫水準を集計している。

つまり、売上げが減少すると在庫水準も低下するのだ。

***前月比がマイナスに沈んだのだ(ここが大事な所)

更に改定値(卸売売上高)が悪い、確実にアメリカ経済が悪化しているという事です。

卸売売上高は小売りの先行指数となります(経済の川上に位置している)

コロナショック後にサプライチェーン崩壊から「物不足」が起きて発注数を増加させたあとのピーク(在庫)は2022年2月でした。

その後の卸売在庫の急落はトレンド発生している現状を無視してはいけません。

在庫水準がプラスにあれば、在庫全体量は増加しているのです。

しかし、前月比マイナスに沈んだのですから在庫水準そのものが減ったということです

1ケ月だけのマイナスデータですから引き続きデータは必要ですが確実にアメリカ経済は減速しているのでしょう。

 

******消費者信用残高

FRB(連邦準備理事会)が毎月発表する、アメリカ合衆国の消費者信用残高をいいます。 これは、個人向けの信用供与の残高を対象としたもので、クレジットカードなどの回転信用以外に、自動車ローンや教育ローン、移動住宅向けローンなどの非回転信用の数値も発表されます

この指数が大きければ「消費者の購買意欲が高い」その逆は指数が低いと「消費者の購買意欲が低い」という指数です。

単純に指数だけ見ていても購買意欲の動向は分かりにくいです、クレジットの残高や銀行の貸し出し姿勢も必要になります。