続き

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月足での大きな流れはアメリカの長期金利の低下がほぼ終焉して、新しい金利標準が作られる時期となったのが確認されました。

 

******新しい金利標準となるには

市場は底を数回叩く必要があります、米10年債利回りの超長期チャートは

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1980年当たりから40年間に渡り下げ続けています、これが一回で底を打って反転するはずも無く2~3回は底を叩くと見るのが正解になるはずです。

 

******米10年債利回りは

一旦は反発して投資家を驚かせて慌てて売りに回った後に、2番底を目指して利回りの低下(債券価格上昇)となるのですね。

 

これでWボトムが出来上がります、これ位で終了しても相場的には結構な話ですがもう一度3番底を目指す動きがあっても不思議ではありません。

 

******絶対にこのシナリオだとは言いませんが

想定していたほうが間違いが無いという事です、40年間の流れを断ち切って債券下落方向となるのですから2番底が出来た方が安心して投資できます。

 

上図の長期チャートで長期金利が10%以上の山はトリプルトップ(三尊天井)が出来上がっているのですから、0%近い長期金利のボトムがトリプルボトム(逆三尊)を作った方が自然の流れというものです。

 

チャートから導き出される利回り上昇は2022年5月当たりと見えます、シナリオ的には2021年12月当たりまでインフレ気味経済の後、2022年はデフレとなりFRBは右往左往して金融政策が定まらず、最悪のシナリオは2022年5月から経済減速+金利上昇のスタグフレションというのもあります。

 

******どうなるのかなんて占の域を出ません

チャート的には2番底もなしに反転するのは異例だということです、現在進行形の異例な事態はアメリカ株式市場でしょう。

 

コロナショックの救済をバブルを作る事で凌いだ結果がWボトムを作らずに一本調子で上昇してきたアメリカ株式市場の現在です。

 

チャートはS&P500週足です

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底値を叩かないで一本調子の上昇は主導者がFRBだということ、強いメッセージを出したという事、実効性が付いていた事、などが重なった結果です。

 

ダウ、NAS、S&P共にチャートが急角度で立ち上がっていることから恐怖を感じています、簡単な事で転げ落ちたら止まらないだろうということですね。

 

リスク管理からすれば、利益確定して相場から逃げ出しなさい。

これが結論です。

 

終わり