FOMCを通過して、テ-パリングのスケジュールが示されたのだが。
債券の利回りに特段の変化は見られない(少しはある、数十年に渡る債券上昇相場が終わった)
チャートで示そう
2021年8月4日の米10年債利回りが0.507%で終わりを迎えたのだろう。
分かり易い終わり方ではある。
次の戦略を建てるのに、Wボトムを形成すれば良いのだがFOMCで示されたスケジュールからすればWボトムを付けて底を固めるほどの日柄が無い。
それほどにインフレが進みFRBの対応が遅れたのだ。
とすると、次のチャートの赤線で弾き飛ばされるか、クリアするかという事だろう。
ターゲットは2.4%当たりで、日柄は2020年5~6月当たりだろうと推察できる。
つまり、テーパリングが終わって、直後にFRBがFF金利を0.25%上げるかどうかにかかっている。
シナリオは5月03日~04開催のFOMCが利上げの始めだろう(4月のFOMCは無い)
但しFRB議長会見が無いのがネックなんだ、次だと6月14日~15日となる。
3月15日~16日開催予定のFOMCでFF金利を0.25%上げる予想も現段階では捨てられない、インフレ次第である。
スケジュール的にせっつかれているアメリカFRBだが、債券市場の動きは大人しい。
テーパリングは実施しているが、同時に金融緩和は終了してないからだ。
FRBのバランスシートの総資産を週ごとにまとめて発表しているサイトがある
https://stock-marketdata.com/frb-balancesheet.html#toc7
著作権があるので。さわりだけをUPさせて頂こう。
次回からはURLを見て頂くことにして、サイトの宣伝をしたという事です。
テーパリングを実施しているが、債券買い入れも実施しているので実際にはFRBのバランスシートは拡大を続けている。
これが、予定では2022年3月には増加率がゼロとなり、FFレート(政策金利)を
0.25%上げる予定であり、その後バランスシートの縮小を始めるかもしれないのだ。
あくまでも予想であり、FRBも資産縮小の話しはしていない、これもインフレ次第ということになる。
******話をもどして米10年債の利回りのチャートは
債券の投資家はFFレートの変更をまだ織り込んではいない。
10年債と30年債の利回りノチャートは
******木曜日と金曜日のアメリカ市場のドサクサは
株式市場がポジション調整をしただけのこと、とくにFOMCを受けての相場先取りをしたのではない(クリスマス前の出来事です、来週からクリスマス休暇に入るからね)
トレーダーの多くは来週いっぱいはお休みで、27日からの週に復帰予定でしょう。
市場に問題無ければ27日すぐに帰って来るとは思えない、26日まで家族と過ごして27日から移動して帰って来るというスケジュールのはず。
その間に仕掛ける材料も見当たらないので、市場は平穏なのではないだろうか。