円は大幅に下落、ドルが買われている理由はインフレそれも資源価格の高騰によるもの
アメリカ政府によるコロナ特別給付金+FRB金融政策で大幅に増えたドル(ドル供給)ですが、資源価格高騰によるドル需要が勝っているためにドルが買われている。
正確には各国はドルを求めて右往左往している状態と言い変えてよい。
特にエネルギーを求めるにはドルは相対通貨として唯一です、他通貨でも買えますが為替手数料を上乗せされます。
産油国や石炭輸出国、天然ガス輸出国はここぞとばかりにドル決済以外は拒否します。
エネルギー輸入国の通貨は下落、顕著なのは韓国ウォンです。
日銀の大規模金融緩和政策の維持から円キャリートレードが活発化している模様で、円が売られてるのでドル円が高騰しているのです。
アメリカ建国以来の大規模な金融緩和(ドル供給)を超えるドル需要を高インフレと捉えているのだがFRBやECBはインフレは一時的とお茶を濁すだけのコメントです。
インフレがそれらのコメントから逸脱して進むと後始末に苦労すると考えるのだが。
インフレの進行を見るのにドルインデックスは役立つだろう。
各国中央銀行は来春にはコロナ終息が見えて、経済も安定しインフレも収まる方向としているのがシナリオの中央値です。
シナリオに変化は付き物で、インフレの指標の集計前に兆しを捉えるにはドルインデッスが一番役立つでしょう。
******2020年に建てた円の巻き戻し予測
外してしまった、更に大量の円が海外へ出ている状態で、このまま円が売られ続けるかは判断が難しい。
円の巻き戻しのタイミングは1~2年の遅れとなるのだろう、占の域を脱しないが。
このドルの強さは当面のアメリカ経済の強さに結び付くが、このインフレ進行はプラザ合意を思い出すのは、少し性急かもしれない。
当時のアメリカのインフレは今回とは異なり、ベトナム戦争の後遺症でアメリカが高インフレに悩まされていたということでした。
今回のインフレは世界的規模でインフレ進行しています、先進国の対応だけでインフレ鎮静化となるのか、相場で初めてのことなので先々の判断が付きません。
11月のFOMC待ちというところでしょうか。
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相場が開いている日本市場で、日経先物は値を消しました。