シカゴ・マーカンタイル取引所の円先物建て玉
2020年に入ってからの建て玉とドル円のレートの乖離がすごい
シカゴマーカンタイル取引所の説明
CBOTシカゴ商品取引所がある。
---------ドル円と円先物の建て玉の動きはシンクロします
普通はね、ドル円を動かしている資金は「ほぼ先物」なのだから、その他にあるのがドル決済に必要な資金の「実需」、円を売ってドルを手当てする「円売りドル買い」と海外で利益を出して日本に利益を持ってくるレパトリの「ドル売り円買い」
日本市場で取引をする外資は、日本市場に入ってくるときには
「ドル売り円買い」、利益を海外に持って出るときは「円売りドル買い」、このような動きを「実需」と言いますが。
通常は為替取引をしている世界的なヘッジファンドの動きがほぼ為替を動かしています。
アジア通貨危機を演出したのもヘッジファンド、イギリスポンド危機を演出したのもヘッジファンド(ジョージソロス率いるヘッジファンド)です。
2020年に入ると、先物の動きとドル円の動きが乖離してます。
米国債の利回り急低下で円高になった後に実需のドル需要でドルが買われ急激なドル高円安の動きとなりました。
直近の4月11日のデータでも、まだ乖離しています。
先物業者(ヘッジファンド)の建て玉(たてぎょく)は円高方向のままです、どちらかに収束するはずです。
これを見誤ると、為替トレードでは損失を出します大きく動いているのでサドンデス(瞬殺)します。
---------本題
ドル円レートは間違いなく円先物の建て玉とシンクロしています、VIX指数が低下してくることが必要ですが(ドル需要低下)ね。
VIX指数は「ある種」の保険代と考えてください。
高い保険金を払ってでも、保険を掛けたいと考える投資家は
株価が下がったときに保険金を貰える保険を掛けます。
その動きがVIX指数に現れるのです。
市場が落ち着いてくるとVIX指数も下落します、このVIX指数が下落しないで高値のままでいるときは、機関投資家(保険会社、年金基金)が下落方向を見ているということです。
損失カバーのためのヘッジしているということです。
ヘッジ説明
株式・商品・外国為替(かわせ)などの取引で、相場の変動で生ずる決済時の損失に備えオプション取引などで損失カバーの取引をしておくこと。
円先物は(ヘッドファンドの動きは)円売り(円ショート)方向で円安方向ということです。
*****現在を見てみるとヘッジファンドは膨大な損失を出しています、ちびる位の。
よく我慢していると思う、3月末には損失抱えたままロールオーバーしたのね。
ロールオーバー説明
「乗り換え」を意味し、オプションや先物取引などで保有しているポジションを取引最終日までにいったん決済し、次の期限(次限月)以降のポジションに乗り換えることを指します。
ロールオーバーも手数料がかかります、そして損失抱えたままですからね。
耐えられずに投げると瞬間に超超円安が瞬間出現します。
これが市場が異常に傾いた後の修正の動きです。
5-10円動きますから、これを狙ってとんでもない所で待っているとすごい利益につながることがあります。
今なら円を120円で売り指値。107.70円売りが約定している所なので絶対に約定しないでしょうが、数年に一度あるのね。
少し前はスイスフランの暴騰。
今回はヘジファンドが円ロングの建て玉だから、投げると円ショート方向へ瞬間的に動く。それを待っているのね。
管理人は為替取引してないので、建てられないけど(夜寝てる)為替は日本時間外で動くので、日本時間では深夜だね。
見ているだけでも面白い。
そして日本株市場は為替に大きく影響を受けますので、為替の動きは十分に知識が必要です。