説明
シカゴマーカンタイル取引所(CME)の一部門の
IMM(インターナショナル・マネタリー・マーケット)に上場されている通貨先物を取引した建玉(たてぎょく)です。
買い=ロング(ロングポジシヨン)
売り=ショート(ショートポジション)
例)
円ロング=円の買いポジションを保有(ドルに対して)
円ショート=円の売りポジションを保有(ドルに対して)
******この取引をする方々は二つに分かれます
商業部門と非商業部門です、商業部門は実業の方々で実際に貿易などでドルを必要になり円売りドル買いをするのですが為替ヘッジもかねています。
非商業部門は「投機筋」です、ヘッジファンドやFX取引をしている個人、機関投資家です。
この投機筋のポジションから為替の行方を見る為にIMM通貨先物を参照するのです。
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毎週火曜日までを集計されて翌週月曜日にUPされます。
サイトのアドレスは
http://hojin.ctot.jp/markets/imm_position.html#TOP
↑ですね、
普段ならドル円のチャートを見ていればいいのですが
日本企業の決算対策で海外にある資産を売却して日本に還元してくるレパトリを想定しているのなら、投機筋は先回りをしてドル売り円買いを仕掛けてきます。
投機筋の持っている情報ソースには個人は及びませんので、IMMのポジションを見ているだけで予測が付きます。
------前に紹介したサイトの
これと同じですが、違いはネットではなくて
これにより、取引の活発さがわかります。
******管理人の予測でしかありませんが
日本企業の経営者はレパトリをした方がよいのか、企業業績の推移や日本経済、世界経済の動向を様子見しています。
コロナのバンデミックの第二波、ロックダウンなどを鑑みて、海外資産やサプライチェーンを移した方が良いのか(中国からインド、東南アジアへ)
かなり迷っていると見てます、大きな流れとなれば我先に円を買うでしょう。
世界経済の流れが回復方向なら危険を冒さず今期は決算は赤字でも社会的に許されるでしょうから、無理してレパトリはしないはずですね。
このIMMの建玉は世界一の大きさです、これにかなう取引所はありません。
******サプライチェーンの最大級は
自動車産業のサプライチェーンです、裾野が広いので各国のGDPへの寄与度も最大級です。
次はスマホでしょう、自動車との差は裾野が狭く一部の企業の業績には影響大です。
自動車産業は変革期を迎え始めてます、化石燃料から電池へと様変わりです、EU圏の予定をUPしてますが2025年はすぐそこに見えてます。
2025年に確実に化石燃料を排除出来ない可能性は大きいでしょう(多少の猶予はありそう)
テスラなど現在の自動車に使用されている電池パックは過熱して発火しやすく大電流を取り出すには不向きです。
全個体電池の開発まで時間との競争です。
その他のEVの部品はガソリンエンジンとの共通点は少なく新たにサプライチェーンを構築した方が効率良いとの結果です。
そして、
日本企業はEVのサプライチェーンを中国に作るとは思ってない管理人です。
トヨタなどの企業はドルのまま保有する可能性もありますが、そんな見立ても有るという可能性だけです。
先行きは、まだわかりませんね。
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世界経済は債券バブルの崩壊をFRBによって救われました
FRBは金融危機を救ったのですが、膨大な資金を市場に放り出した。
企業、投資家、国家(新興国)の債務をFRBが引き受けたのです。
それによるドルの信頼について危惧しているエコノミストやヘッジファンドCEOからのコメントは数多くあります。
ドルの崩壊説から、ドルが基軸通貨の地位を失うまで様々な憶測がありますがほぼポジショントークでしょう。
しかし、米国内で発行済みの債券がFRBに急遽巻き戻されたのは事実です、その結果としてドルが放出されたと理解しましょう
急激に増えたドルの価値が減ったのは事実ですが、他通貨も増えているので通貨同士の相対的価値には差が出ません。
しかし、コモディティ価格が上昇するのが正当なのでしょう。
金価格の上昇はそれらを反映した価格かもしれません。
コモディティ全体の価格上昇の可能性も否定できませんが、実体経済の疲弊で需要が減った分もありますので先行きは不透明です。